あすみとモラハラ夫との13000日

毒親育ち モラハラ夫 エッセイブログ

パンドラの箱

パンドラの箱 お嬢様に執着していた社宅の彼女

その口の先に鋭い刃を持つ大原さん、その彼女の刃によって無惨にも心臓をひとつきされてから、ポタポタ流れ落ちていた血はいつのまにか止まったように思えた。あれから30年の間に、母親と何かある度に、心に刺さったあの古傷が痛みだしていた。社宅にいた頃…

パンドラの箱 彼女の放った猛毒 2

私達はそれから半年後に社宅を出て、JRの駅に近い分譲マンションに引っ越した。新しい土地に移り住んで、お喋りするのは社宅の人以外いなかったが、大原さんのことは、夫とお姑さん以外は誰にも相談しなかった。それは、情報通の大原さんが、社宅のどの人と…

パンドラの箱 彼女の放った猛毒

あの時から30年の月日が過ぎた。今、私はパンドラの箱を開けようとしている。子供の頃から辛抱すること、不平不満を言わないことを強いられてきた私が、長い長い年月を経ても尚、私の心臓に突き刺さったままの鋭利な刃物を、母が亡くなった今なら、血が流れ…

社宅で出会った彼女

『小川さんとお見合い結婚した』 というのが長く地元に住む社宅の奥さん方の興味を引いたらしく、「お茶でもいかが?」と声をかけてくれた。 せっかくなのでと、何回か伺ったが、聞きなれない方言と、地元ならではの話題で盛り上がることについて行けず、車…

不便な社宅生活の暮らし

「あすみさん、これはどうしたの?」社宅に引っ越しの日、お義母さんが手伝いに来てくれた。そう言って指 差したのは、母の仕事の付き合いで買ったオーダー家具のタンスやチェストのこと。「あ、これ、○○百貨店の6階の奥にオーダー家具のとこがあるじゃない…

モラハラ母から逃れ 希望に満ちた新生活へ

私はお見合い相手だった夫と結婚して、遠方の社宅に移り住んだ。 社宅は周りに何もない山の麓の古びた鉄筋アパート。当時お気楽に社会人になってから運転免許を取りに行けばいいと思ってたのに、残業続きで時間がなく、結局、免許はとれずじまいで、結果ここ…

母のマネハラ ひとつめのパンドラの箱

はじめに 今回は10話の最後 パンドラの箱の話の予定でした。 母から受けていたハラスメントの記憶を辿るうちに10話で収まらなくなりました。少し飛びますが、今回も、酷い話です。 ですが、私がお伝えしたかったのはもっと心の奥深くにおさめておいた話で、…

パワハラモラハラセクハラを受けながらの過酷なOL生活

勤めはじめた金融の会社は、1年半後に、新しい支店長と課長が赴任してきた。頭の中は自分の出世しかない人の気持ちがわからない40才前の人。 異例の出世と言われ若くして支店長としてやってきたのが、私達の支店。顧客にはお年寄りの多い田舎の金融会社で、…

思うようにならない未来予想図

都会の大学に行った教会の上級生達は夏休みやお正月休みには帰ってきた。男子学生は少しだけかっこよくなって帰ってきたし、女子はお化粧もしだしてなんだか垢抜けて帰ってきた。あの美しい慶子さんも。黒っぽい地味なお洋服ばかり着ていた慶子さんが、お化…

モラハラ母のいた家 兄と私の進路

私はそのまま、付設の短大に進んだ。 「短大卒業したらすぐ働いて、家にお金を入れるのよ!」 もうずっと言われ続けていたこと。 「佐藤さんは、どうするの?進路は・・・」みんなそれぞれ進路を決定する夏頃に、気にかけてくれていた先生が、教会の礼拝後、…

上級生達の卒業

教会で出会った2年上の上級生達はみんな、志が高い人が多かった。私が、教会を訪ねた時には、すでに自分達の夢や進路を具体的に語り出していた。憧れの慶子さんはマスコミ関係。 やっぱり綺麗だもんなあ、頭も良くて・・・本当に憧れ。それに他校の男子生徒…

何を着ようかと思い煩うことなかれ

教会に行くようになってから、田村さんの手前なのか、母が以前より、私の洋服を気遣うようにはなったが、なにしろそれまでずっとお下がりばかりで、洋服のストックがない。買うのも追いつかないので、母は相変わらずまた、自分用に買ってきた洋服を1、2度着…

教会で出会った彼女

私が、基督教会へ足を運ぶようになったのは、学校の礼拝より遅く始まるから、朝ゆっくりできる。また、学校は制服で行かなければならないが、教会は私服でよい。そんな理由から。そして、もうひとつ。学校ですれ違いざまに見かけた2つ上の上級生が、その教…