あすみとモラハラ夫との13000日

毒親育ち モラハラ夫 エッセイブログ

モラハラ夫は いちいち食事にケチをつける


モラハラ夫の『食事にケチをつける』については、夫と生活を共にしてから30数年間なので、無限にあると言ってもいいくらいで、一度ではもちろん書ききれません。

今日は新婚旅行から帰ってきて初めて2人で食べた食事についてです。

「何食べたい?」と聞いたら
「ハンバーグ」と答えたので、ハンバーグを作った時のことです。

24歳で嫁ぎましたが、お料理教室に行っていたので、お料理にはちょっと自信がありました。
魚を3枚におろしてお造りを作ることもできましたし、天然素材にこだわって化学調味料を使うことなく、お出汁を一から昆布出汁で作っていました。

考えてみると、婚約していた時には遠距離だったので、手作りの料理を食べてもらったことは、ただ一度だけでした
お盆を含めた夏休みに、実家を訪ねてきてくれた時のこと。
ドライブの途中で、食事をしようと店をさがしましたが、夏休みということで、どこもお店は満席

「もう、家で食べよう、私が、何か作るから」

そう言って家に帰り、冷蔵庫の中や炊飯釜の中を見ても、作れるのはチャーハンくらいでした。
「な~んにもないわ、チャーハンでいい?」
「いいよ、なんでもいい」

チャーハンなんか、誰でも作れるもので、とくにどうってこともないのに夫は
「美味しい!本当に美味しい!」
と、何度も「美味しい!」を連発して食べてくれた姿をみて、(この人だったら何を作っても、好き嫌いを言わずなんでも美味しく食べてくれるだろうなあ)

そう思ってました。


新婚旅行から帰って初めて、まともな手作りの料理は、ハンバーグに人参のグラッセ、ブロッコリーだったか、さやえんどうだったか、ソテーと夫が好きだと言っていたこふきいも。
コンソメスープと野菜のサラダ、ドレッシングも手作り
ハンバーグは普通だとおもしろくないからと、少しカレー粉を入れてスパイシーにして、食欲が増す味付けにしてみました。

まあるいテーブルにピンクのテーブルクロスをかけ、ランチョンマットに雰囲気良く、セッティングして・・・
「いただきます」
と2人で手をあわせて食べはじめました。

夫の「美味しい!」という一言を待っていたのですが・・・

箸で口に運びながら夫は
「ふうん」
と言ったまま沈黙しました。

今までに見たことない夫の反応に、なんか寒気を感じました。


黙ったまま、食べ終わると

「あすみちゃんちのご飯はこんな感じ?」
「こんな感じって?」

おそるおそる聞いてみたら

夫の家は晩酌をする家なので、まず、お酒の肴というのがいるらしいのです。

例えば、揚げ出し豆腐とか、焼き鳥とか、お造りとか。そんなお酒の肴が3品と、メインのおかず コロッケだとか、肉じゃがだとか。

魚はご飯のおかずにならないそうで、料理にはかならず、肉料理と魚料理の両方がいるらしいのです。

そして、
「テーブルで食べるんじゃなくて、ここで食べたい」
そう言って、社宅のキッチンに続いた和室に置いてあった炬燵を指さしたのです。

「ここで?」
「そう、全部一度に出すんじゃなくて、一品ずつ持ってきて」

それは、まさしく料亭のようにしてくれということ。

家族揃ってテーブルにつき、「いただきます」と合掌したあとに、みんなで食べ終わるまで、約20分程度だった実家の食卓とは大違いでした。

(なんか大変そう・・・)
とは思いましたが、うむをいわせない態度に私は、なま返事をするだけでした。

そして
「今日のハンバーグ、あれ何?何か入っとった?」
「隠し味にカレーを入れたの」

ちょっと控えめな自信を覗かせると

「普通のハンバーグにして欲しかったね
この次ぎからそうして」

そう言うとベランダに出て煙草を吸いだしました。

「おいしかった」の言葉を聞くことができないのは、その日から始まりました。