あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

モラハラ夫は突然 激高する


ここ、何日か、ブログを立ち上げたことで、昔を思いだしながら書いた、モラハラ夫の特徴。
その生態は対処法をお伝えするためにも、まだ山ほどあるが・・・。

今日は今の夫のことをお伝えする。

結婚して30年あまり、結論から言おう。

『モラハラ夫は変わらない』

今、若くして自分の夫がモラハラ夫とわかった人には非情なまでの結論だか、これが現実。

モラハラ夫にはそもそも『反省』と言うものがない。
悪いことが起きたとしても、そのつど、人のせいにしてきた、また、そう、周りが空けて通してきた結果がそうしてしまった。

しかし、私の場合、現実、子供が4人もいて、言いあいなどしてる暇はなかった。理不尽なことを言われたり、されたりしても、ずっと怒鳴り声でまくしたてられるよりは、「ごめんなさい」「私が悪かった」と言えば、一応収まってきたので、そうするしか方法がなかった。


奥さんは夫に服従するもの、この考えが、根本にあるので、反対意見でも、言おうものなら、徹底的に言い返してくる。それも今でもかわらない。

けれども、変化したのは私自身の対処法だ。

『モラハラ夫』は変わらないので、こっちの身のふり方を変えていくしか方法はないのだ。

毎日、何かしらプンプンしている夫だか、最近、特に激昂した事例で私の対応を例にとりお話するとしよう。


それは、つい、2週間ほど前のお墓参りの時のこと。

2年前に実母が亡くなってから、まだ一度もお墓参りをしてなかった長女と一緒にお墓参りに行った。

同郷の夫は先に、最近痴呆がかってきた母の元にいたが、その日は久しぶりに長女が帰ってくると言うので、義姉も誘って5人でご飯を食べに行った。

明くる日私も長女も仕事があるので、日帰りの強行日程。
軽くみんなで、ランチを食べるくらいと思っていたのに、帰省する前から夫はなぜか力が入ってコース料理の予約をした。
「そんな、高くつくし、日帰りで時間もないから
軽く食べたらいいよ」
と、私も長女もそう伝えたが、
「ええって! もう頼んだ!」
「そんな時間あるかなあ」
「ええって!あるわ!」
「・・・」

朝イチの新幹線に乗り、義母、義姉をピックアップして予約したレストランへと向かう。

予約は12時。

コースは一品一品でてきて、食べ終わるのに、2時間かかった。
私も長女も3時半過ぎの新幹線で帰らなければならないのに、気が気でなかった。
「無理にこんなコースじゃなくて、普通にランチで良かったのにね」娘がこそっと耳打ちした。

お店を後にしたのが、2時、それから義母と義姉を
家に送り届けて、大急ぎで墓地へ向かった。
新幹線の駅までの時間を考えるともう、お墓参りに費やす時間は40分ほどしかない。

墓地に着くころ皆、思い出したように

「あ・・・お花買ってない」

お線香は車に置いてあったが、お花はいつも、近くのスーパーで、ビニルに入った仏花を買っていくのが、通例となっていた。
けれども、時間に迫られ、急いでいたものだから、
スーパーに寄らずにきてしまったのだ。


「弓子さんが先に参ってくれてるよ いつも先に花が入って、壺が満杯で入れるスペースないもん」

夫がそう言った。弓子さんとは、実母の姉妹

お彼岸も、必ずお参りしてくれていて、いつもきれいなお花が入っていた。

登り坂の山道を、息を切らしながら早歩きで登っていく。
新幹線の時間が気になり、自ずと速足になった。

「はあ、はあ、はあ」

お盆とあって、どのお墓も鬼灯や鶏頭など、鮮やかな花が活けられていた。

ぐねぐね坂道を登りきった頂上 母の墓が見えてきた。

「あ・・・」

お墓の花入れの壺には、お彼岸に来たときのまま、焦げ茶色になった芝が刺さっていただけだった。

「えー」
思わず、私も長女も落胆の声をあげてしまった。

周りのお墓のお花が綺麗だっただけに、御影石の立派なお墓が淋しく見えた。

「お花、買ってくれば良かったね」
「スーパーに寄るだけだったのにね」

聞いていた夫は黙っていたが、それが、自分のせいにされていると思ったのだろう。

しょうがないからお墓の掃除をして、お線香を焚いて拝んで坂道を降りて行った。

「お墓参りに帰ってきたのに、何しに来たかわからないね、これじゃあ」

お墓の場所はわかったが、お墓参りをするために、わざわざ休みをとって帰省してきた長女はそう言いながら、車に乗り込んだ。

ひとつ目の信号を曲がったすぐの左側に『花』と掲げられた看板を見つけた。

「あ!お花屋さんがある!買っていこう!」
「そうしよう!」
「今なら間に合う!買ってすぐに戻れば新幹線にも間に合うよ」

夫にも後ろめたさがあったのだろう。
道路に寄せて、花屋の前で、車を止めた。

お洒落なお花屋さんには、セロハンで括られた仏花は置いてなかった。

大急ぎで百合と鶏頭と竜胆と選んだ。
「なんか、もうちょっと足すといいけど・・・」
「これどうですか?最後だからお安くしときますよ」
そう言って店主は

表に出ていた、ピンクの花が開きかけた蓮の花を2本とって、包装紙で巻いてくれた。

「綺麗よね!」
「うん!これできっと喜ぶよね」

4000円払って店の前で待っていた車に乗り込むや否や、夫が花を見て激昂した。

「なんだよそれ!!」
「は?」

「お前は小川の墓に入るんだからな!入る気がないんだったらそれでもいいけど!」

「何の話し?」

夫は怒りながらハンドルを切った。

要するに、「時間がないからやめた方がいい」
と言った

1.レストランの食事の時間の読みが甘かったこと。

お墓参りに行くのに、

2.いつもお花を買って行くスーパーに寄らなかったこと

きっと夫も(悪かったなあ)と思っているだろうと思ったから、あえて、2人とも何も言わずにいたのに、

実母の墓に持っていくお花が、スーパーのそれと違って、立派な花だったことに激昂したのだろう。

時間がなくて、たまたま見つけた近くの花屋さんで花を見作ろって買っただけだったのに、夫からしたら、『自分の先祖の墓に活けたことない花 』
だったのが、よほど腹がたったのだろう。

「お前は小川の墓に入るんだからな!」

そう言われてハッとした。

(私は小川の墓になんか入りたくない、あの世に行ってまで、夫に怒鳴られたくない!)


プンプン怒ったまま無言で車を走らせた。

墓地に戻ると、長女と坂道をさっきよりもっと速く走って走って買ってきたお花を活けた。

なんか、安心した。
母が喜んでいるように感じた。
(ごめんね)

心で話しかけて戻った。



どこで、スイッチが入るかわからない夫、

「ああ、ごめん!スーパー寄るの忘れた」

それで済むことなのにモラハラ夫は絶対に謝らなかった。


激昂している時、特に子供が一緒の時には、黙ってやり過ごすしかない。

 

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