あすみとモラハラ夫との13000日

毒親育ち モラハラ夫 エッセイブログ

アイスクリーム事件


あれはちょうど2年前

冷凍庫にはたいてい夫の好きなアイスクリームを入れておく。

夕飯を食べた後に、焼酎や水割、口寂しいのか、最後、寝る前にアイスクリームを食べるから、ジャンボやパルム、時々ハーゲンダッツなど。

昼下がりだったか、急に
「そういえば、アイスクリーム買ってたよね」

確かに2日くらい前に赤い箱に入ったパルムを買ったけど・・・
私が食べた夜、寝る前に夫も食べていたからもう、冷凍庫には何もないはず。

「この間食べたじゃん」


そういうと、何が気に入らないのか急に怒りだした。
「食べてないわ!」

「え?食べてたじゃん、私がこれ買ってきたよって見せたじゃん」

子供達が間違えて食べると怒るので、アイスクリームを買ってきた時は、「これね」と夫に見てもらうようにしている。

そのときも赤い箱に入ったパルムをふたつ見せて冷凍庫にいれたはず。


「食べてないわ!!あんたが黙って食べたんだろうが!正直に言えよ!」
「食べてないよ!私が食べた後に、そこに座って食べてたじゃん」

「食べてないわ!どこにあるんだよ!」

あんまりしつこいから冷凍庫をあけたら、やっぱり赤い箱を開けて、そのまま取り出した残骸があったので、
「ほら、開けて食べてるじゃん」

とそのままになっていた空き箱を見せた。

と、夫は一瞬黙ったが、

「それじゃあないわ!」

とまた怒鳴りだした。

「なんのこと?」

「ハーゲンダッツのアイスクリームが何個かあったのを俺は見たんだからな!」

そう聞いて、やっと私も思い出した。

確かにパルムを買った次の日に、私が家を留守にした1日だけ、飼っていた犬にえさをあげてほしいと頼んだお隣さんに、お礼で買ってきた、ハーゲンダッツのアイスクリームのことだろうと。

でも、4時半に買い物から帰ってきて冷凍庫に入れ、5時過ぎに帰ってきたお隣さんに持って行った
たったの30分の間しか、冷凍庫にはなかったはず。

それを夫は見ていたのだろう

それがないので、全部、私が食べたと怒っているのだ。

「あ~あれ?あれは奥谷さんに持って行った分よ
この間、あなたは帰省してたし、私も子供のところに行って留守して、えさをあげるのをお願いしたから」

「だったらはじめからそう言えばいいじゃないか!」

いつも思うけど、この火山の噴火のような怒りがずっと続いて疲れないのかなあと思うけど、モラハラ夫は怒りに任せて吠えまくる。

「いつも買ってきた時は、これね って見せてるじゃない」

「知らんわ!それならそうと言えばいいじゃないか!」


いつもなら、怒りを鎮めるために
「ごめんなさい、私が悪かったわ」

と、言ったのだろう


けれど、この日の私は自分でも、想像ができないほど、冷静だった。

「謝ったらどお」

予想外の言葉に夫は一瞬たじろいだ

「何で俺が謝らなきゃあいけないんだ!悪いのはお前だろうが! 忘れてたわ ごめんなさいだろ!」

その次に口から飛び出した言葉に私自身も驚いた

「あんたなんか大きらいっ!!早く離婚しよう!」


「なっ何を!」

こっちに向かってきて胸ぐらでも掴むつもりだったのだろうが、私の般若のような見たことのない恐ろしい表情にそれ以上進んでは来られなかったのだろう、リビングの重いアンティークチェアを左右に動かし大きな音をたてた。

「そんなんで私が引くとでも思ってるの!」

自分でも恐ろしく勇ましかった。

もう、家に気を遣う子供達の姿はない
誰にも遠慮することはない

きっと鬱屈していたそんな気持ちが私を奮い立たせたのかも知れない


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