あすみとモラハラ夫との13000日

モラハラ夫と暮らす悩みと苦しみを綴ります

旅行鞄から出てきた衝撃

おはようございます

元プチセレブ、今はただの派遣社員のあすみです。

夫が「今日の昼は自分で焼きそばを作るから用意しなくていいよ」

といってます。

私が働きに行くようになってから、1ヶ月に1回くらいこんな日があります。

「僕はあなたにあんまり負担をかけさせたくないんだよ」

「あっそう?ありがと」

と薄い反応で返事しました。

軽い負担はかけたくないけど、重い負担は負わせたいということでしょうか?
大学生の学費がいるのに、突然

「来年の3月で仕事辞めるわ」

派遣社員の私にとって、これ以上の負担はありません。

焼きそばを作ると言った夫に大袈裟に
「まあ~っ!そお?優しいのね~!」

と言うとでも思ったのでしょうか?







ママ友に誘われて行くようになった紅茶サロンは、もう10年以上も前のことになります。

最初は、見栄の張り合いみたいな場所かと尻込みしてましたが、行ってみると、みなさん、ただ純粋におもてなしのお茶を学びたいという方ばかりで、素敵なブランド食器や、いつも美味しい手つくりのスィーツで、おしゃべりして楽しい時間でした。


ある時、先生のお知り合いという、会社経営者の70歳くらいの奥様が仲間に入りました。

先生のお宅の細い廊下いっぱいに広がるボリュームのある体はピチピチのスカートからお尻が盛り上がって歩く度に右、左と動いた。

話し声も大きくて、何よりもその内容がいつも、K大に行った40過ぎの未婚の息子の自慢話しで、聞いていて(また始まった)と辟易するほどだった。

ある時、夫が海外赴任の時に買ってくれた、ファーのついた革のコートを着て行った時のこと。

「あら、あなたいいコート着てるわね」

「そうですか?ありがとうございます、主人が海外赴任のときに買ってくれたんです」

そういうと、その奥様はニヤ~と笑ったかと思うと

「そりゃあ、旦那さん、だいぶ悪いことしてるわ」

「・・・」
突然の言葉に何て返したら良いかわからず、言葉を失ってしまいました。
どう返答して良いかわからず、意味なく笑うしかありませんでした。
尚も続けました。

「だいたい、旦那が奥さんにそんな高いもの買う訳ないじゃない!愛人なら別だけど」

そう言われて心のどこかで、彼女の言葉を肯定するような感覚になったのは、帰ってくる度に妙にテンションの高い夫の姿を見て、私も(そんなこともあるのかな)とぼんやり考えていたのかも知れない。




海外単身赴任から帰ってからは、また、こちらで普通の仕事に戻っていたのだった。

出張も多くて、晩御飯を作らなくて良い日は本当に楽な気持ちになった。





中学校に上がる前に、まだ下の子供3人を連れて行ったことのない、東京ディズニーランドへ連れて行くことにした。
6人家族となると、移動だけで、お金も労力もかかるため、二の足を踏んでしまうが、長女はちょうど、部活の全国大会に出場するために、東京泊

長女の大会を見るためでもある今回のディズニーランドへの旅行は、できたばかりのディズニーランドホテルに泊まり、出張先の東京から会社経営をしている伯父様のところに、義母と挨拶に行くという夫とで、交通費が少なく済んだ。

子供達は初めてのディズニーランド、できたばかりのディズニーランドホテルでの宿泊で大喜びだ

明後日、ホテルで落ち合うと約束した夫は出張先から電話をよこした。

「伯父のところに行くのに、薄い黄色のカッターシャツを着たいから持ってきてくれないか」


「わかった~」


薄い黄色のカッターシャツ・・・
ディズニーランドホテルに泊まるための子供達の準備をしつつ、夫に頼まれた薄い黄色のカッターシャツを探しはじめた。

夫の会社はちゃんと制服があって、出張する時くらいしかカッターシャツは着ないのだが、夫のクローゼットにはやたらカッターシャツがあって、いやカッターシャツだけではなく、ポロシャツからジャケットからダウンから、自分で探しだせないと、すぐに新しいものを買ってくるので、2階の2ヶ所あるクローゼットも夫のもので溢れて、それだけで足りずに寝室に洋服掛けを置いてそこにもいっぱいの洋服がかかっていた。
その中から『薄い黄色のカッターシャツ』を探すのは容易なことではなかったが、注文通りのカッターシャツでないと、またどんな地雷を踏むかわからないので、時間を費やして探した。

が、カッターシャツはなかなか出てこなかった。

(出張行った時のビジネス鞄に入ったままかも知れない)

そう、直感した私はクローゼットの下に並べて置いていた鞄の中を探しはじめた。

3泊用するくらいのカート付きのビジネスバッグ
これは半年前に海外の出張先に持って行ったもの。

サイドにチャックがついて平たく畳んだカッターを入れるようになっている
(ここかも知れない)

カーブに沿ってチャックを開けて、中から見たことのある箱から出てきたものに、私は私を機能させているすべての内臓が一瞬止まったかのような衝撃を受けた。

薄い水色のそれは、体液によって黄色に変色し、陰毛がついたままの使った後の避妊具だった




明日から子供達との楽しいディズニーランド旅行のはずだった。

私はその衝撃を受けてから暫くどう、過ごしたのか実はあまり覚えていない。

でも、子供達とディズニーランドで笑って写真を撮っているから、きっと楽しく過ごしたのだろう。

夫には携帯のメールで、その一部始終を送った

後から考えると、その証拠を突きつけて土下座させてやれば良かったと思ったが、
夫はそんなことさえも、「あんたが遊びに来たときのだよ」と誤魔化した。

そう言ったきり何事もなかったようにやり過ごしていた。


夫はいつもやりっぱなし、散らかしっぱなしで片付けるのはいつも、私。
今年8月のお盆休みに子供と行ったゴルフバッグも、まだリビングの隅に置いたまま。

魚釣りに行ったクーラーバッグも、2.3日そのままで、カビ臭い異臭がしはじめたので、さすがに
「これ、臭いよ、片付けてくれない?」
というまで、いつも置きっぱなし。きっとお母さんが全部してくれていたのだろう。

ところが、半年前のその時に海外出張に持って行ったその鞄だけは、上機嫌で夕食を食べるとすぐに2階の自分のクローゼットにしまっていた。あまりないことなので、その時のことを私はよく覚えていた。

それが何よりの証拠

すぐに夏休みに入って子供達のことで、生活は前に前に進めるために落ち込んでいる暇などなかった
が、何かあると、やはりひっかかり、私はやり場のない思いを昔からの友達に話すことで、リセットしようとしていたのだと思うが、なかなか気持ちが落ち着かなかった。


夫のなにくわぬ態度に抑えよう抑えようとしても、沸沸と沸いてくる怒りは収まらず、義母に電話して一部始終をおもいっきりぶちまけた。

するとどうだろう。義母は電話の向こうで大笑いした。
「あーはっはっはっ まあま、なんのことかと思ったらあすみさん、そんなことぐらいで」

(そんなことくらい?)
(こんなに惨めで悲しい気持ちになっているのに?)
義母からの思いもよらない返事に頭がおかしくなりそうだった。

「男の人にはよくあることよ 別に幸司は別れるなんて言ってないんでしょ?」


こんな悲しい、こんな惨めな気持ちになっているのに、おなじ女性として、
「あすみさんに土下座して謝りなさい!」
とか、なんとか、助けてくれると思っていたのに、
薄い反応に、馬鹿な私は(私の頭がおかしいのかな)と思った。

そんなことがあった年末に夫の家に帰って、みんなで百貨店に行った時には
「あすみさん、何か欲しいものない?買ってあげるから」
そんな義母の申し出に
「何も入りません」
と答えたが、
「そんなことはないでしょ、必要なものがあるでしょ?」
「靴は?靴を買うとこないから靴欲しいって前に言ってなかった?」


そうしてあれやこれやと店員に申しつけて、試し履きをしたあと「じゃ、これね、これ下さいな」
そう言って黒いエナメルのブランド靴を私に差し出し
「これでこらえてやってちょうだいね」
と耳打ちした。

余計に惨めだった。

私は何?


義母はことあるごとに、私に対して

「夫婦は思いやりが一番大事」

と言ったが、それは、夫に対する思いやりであって、私に対する思いやりはなくていいのだと思った。

モラルハラスメントの夫は自分に対する一方的な思いだけ。
支配するか、されるか、攻撃するか、されるか
心を通わせるなんて、できないんだと。

一瞬優しい言葉を並べられて、それを聞くと(私が悪かったんだ)(私の努力が足りないんだ)と考えていたが、そんなこと、考えなくていいのだと35年経ってはじめて理解した。