あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

同僚に話した『風の時代』のこと


作業をしながらの話だったから、あまり本気で聞いてなかったけど、ひとつ上の同僚の話。


先日、親戚の人が亡くなったとかで、お棺に、白大島を入れてあげたと言っていた。

「見たことあるなあこの白大島は・・・と思ったら、私が嫁入りの着物を誂えるのに、呉服屋さんが出してきた反物をひと目見て気に入って、ついでに買ったものだったのよね。お嫁入りの時に泥大島に白大島、黄八丈の着物まで揃えてもらった人だからね」

「ふ~んすごいね」

「私もお嫁入りの時には姉と私とで500万円ずつ、1000万円ほど着物を揃えてもらったの」

「ふ~んすごいね」


お嫁入りの道具がどんなものかまるで無知だった私が、社宅に入った時に同じ社宅の奥さんに鼻で笑われてから、着物について知識を得ようと勉強を始めた時だったら、彼女のこの話に唇を噛んで羨ましく思ったかも知れないが、身軽になりたくて、着物はバイセルに頼んで処分したばかり。


反応のない私に、彼女は続けた。

「このまえ、家の中を片付けてたら、ヴィトンのお財布が箱に入ったまま出てきて、中に50000円入ってたのよ、すっかり忘れていて、他にも箱に入っていたヴィトンのポーチとかも、しまってないで使おうと思ってね」


ヴィトンだけでなく、DiorもCHANELのバッグも、メルカリで売ったりブランディアで買い取ってもらったり。

それに、財布の中に入れたお金をそのままにして忘れているなど、私にはあり得ないことだと思った。

「そんな、50000円ものお金、私は絶対に忘れないけどね(笑)」

「ブランド品はしまっててもしょうがないからどんどん使ってあげないとと思ってね」

彼女は尚も続けたが、

「ヴィトンのバッグ、だいぶメルカリで売ったけどね」

「えええーーーっ?メルカリで売れるの?」

「速攻売れるよ」

彼女は目を丸くした。彼女も本当は売っておこづかい稼ぎをしたいと思ってるんじゃなかろうかと思った。


「私ね、この年になってから、身軽になりたくて、いろいろ処分してるんよ、もしもの時に子供達に迷惑かけるでしょ、まだまだ身軽になりたいと思って整理したいんだけどね」

そう言うと、この人にお金持ち自慢しても仕方ないと思ったみたいで、話を止めた。

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ブログで読んだ風の時代の話をしてみた。

「今までは地の時代と言って名声だとか、物質的な物が良いとされてたけど、2020年で200年続いた地の時代が終わったんだって。今からは風の時代になって、身軽に生きることが主流になっていくらしいよ、ブランド品はシェアしたり、サブスクリプションなどを使ったり。コロナの自粛で去年、一斉にみんなが断捨離を始めたのも、風の時代の影響なんだって。私も背負っているものをおろして身軽に生きたいわあ~~そうは思わない?」

「そ、そうね」

彼女はまだ、立派な家や、ブランド品や名声に執着しているように見えた。


わからない。

私も、難しい夫と離れて、何よりも手に入れたかった自由を手にし、他には何もいらない放心状態になっているだけかも知れない。

また何か欲しくなるかも知れないが、その時には持っている物を手放してからひとつ買う、というスタイルを崩したくないかなと思う。







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