昨日、息子が口にした事で2つほど気になったことがある。
ひとつは、結婚を前提に付きあっている娘の彼氏が、「おばあちゃんにお目にかかりたい」と娘に伝えたら、
「もう、認知が入って、私のことも誰だかわからんし、会っても意味ないよ」
と言ったらしい。
お姑は認知が入っているが、まだ父と同じ要介護1で、身の回りのことはまあまあ自分でできる。
週1で訪ねてくるヘルパーさんには買い物に行ってもらったり、家の中の掃除をしてもらっている。
私が電話した時も、私とよくわかっているし、認知が入って誰だかわからないなどと言うほどではないのだ。
(・・? 何故だろうか
聞くと、お姑さんの家が汚な過ぎるからだと言うのだ。
それを聞いて笑ったが、若い娘が彼氏を連れて行くのに、玄関先には空のプランターが重ねられて、下駄箱の上は、なんだかいろいろな物がてんこ盛りになっている。
玄関ホールは広いけど、中国緞通の絨毯もいつ、クリーニングに出したのかわからないくらいに、埃が溜まっていた。
今はきっとヘルパーさんが掃除機くらいはかけてくれるだろうが、それにしても本当に汚い。
物が捨てられないので、部屋の隅になんか、かんか、物を積み重ねて置いている。
夫を見ているとクローゼットや、引き出しに入れたら済むようなものを、わざわざ見えるように隅に重ねて置いている。
これは実家の感じなのだ。
娘の彼氏のうちは、我が家とおんなじ築16年だと言うが
「めちゃめちゃ綺麗よ、いつ行っても。うちと全然違う!」
そう言われて、落ち込んだ。
いや、私は綺麗にしたいのに、綺麗に整理しておくと、夫がまたいろいろ買ってきて、隅に置くのだ。
「止めてほしい」
と言っても、止めない。
物が、たくさんで溢れているくらいが落ち着くんだろうと思う。
しまっておくと「勝手にしまうなよっ!」と、酷く叱られるから、出しっぱなしでも見て見ぬふりをする。
それもストレスだったなあ。
「佐藤のおばあちゃんだったら、連れてっても恥ずかしくないけど、小川の方は嫌だなあ」
それは若い娘の本音だから、仕方ない。
生活環境は大事だ。
ひとりは物を処分し、ひとりは増やす、ではいつまで経っても片付かない。
断捨離してアパートに越してきたが、まだまだ処分したいものがたくさんある。
また夫が帰省したときにでも掃除に帰ろう。
気になった息子の2つめの発言については、また明日書こうと思う。
おやすみなさい