23日に夫と出かけた行き帰り、話題は年金、介護、小室真子さんの事、お姑の借家の事、墓じまいの話、いろいろ聞かされました。
今日は墓じまいの話です。
夫は感心なことに子供が幼い頃から年2回は必ず帰省し、家の墓にお墓参りをしてました。
これは感心なことです。
以前住んでいたところは、帰省に5時間半かかりました。夏は4人の子供をおんぶしたり、手をつないだり、荷物もあり、とてもとても大変でした。
できれば、帰りたくないとも思いました。
でも、夫は必ず帰省し、子供を連れてお墓参りをするんです。
夫の方のお墓は、交通の便が悪く、車じゃないと行くことができません。
しかも、いつも路駐で、ひやひやしながらお墓参りをします。
私の方は、何年か前に、両親の田舎からお墓を移転してきたのです。
たしか、その時、母から電話があって
「あんた達に、迷惑をかけんようにお父さんがお墓を建てたからね」
と唐突に連絡がありましたが、事前に何の連絡もなく、お墓を建てたのでした。
その時、お墓のことはよくわかりませんでした。
「・・・迷惑をかけないようにとはどういうことだろう」
夫にその話をしたら、
「普通は建てる前に相談するけどね」
と言いました。
その頃、兄がだんだんと家に寄り付かなくなっていた頃だと思います。
「大きな墓でも建てたら、お兄さんが帰って来ると思ったんじゃない?」
そういう気もしました。
兄が籍を抜いた今、祖父と祖母の眠る墓と、母の眠る墓、2つのお墓の管理はいったい誰がする?
母は何を思って大きなお墓を建てたのか、理解できませんでした。
しかも「お父さん(父)が建てた」
と言っておきながら、母の葬儀の後、お寺の、住職さんから遺骨をどうしますか、と問われ、
「お寺で預かるわけにはいかんかなあ」
と、墓の存在を知らなかったのです。
「えっ?墓建てたって言ってなかった?」
そう、私が問いかけてはじめて、 「そやったそやった、墓建てた言いよったわい」
と、まるで、知らなかった風で、母主導で建てたと言うことです。
遠方からわざわざ帰省してお墓参りをさせるのが申し訳ないと、最近は墓じまいをする人が多いそうです。
夫も、お姑の住むところにお墓があると不便なので、今住んでいるところに移そうかと言う話を長男にしたそうです。
お墓の移転には200万円くらいかかるそうで、それを言うと
「兄弟4人で分ければ1人50万円じゃん」
と、簡単に答えたそうですが、それを聞いて、お墓のことを真剣に考えなければならないと思いました。
子供達に負担をかけたくないからです。
私は夫のお墓には入りたくないと内心思ってました。
あの世でもずっと使用人になりそうだからです。
けれども、子供達がお墓参りをする時に、両親が別々だと『迷惑』だろうなと思いはじめました。
また考えはじめたばかりで具体的な考えはありません。
でも、こんな問題も身近な問題になってきているんだと感じています。