読者の皆さんは何を持って『幸せ』と実感するでしょうか。
お金持ちになって何でも好きなものが買えること?仕事で評価されること?病気や怪我をせずに健康でいられること?
幸せの価値観は人によって様々です。
下げ過ぎた保有している株価を見て、愕然としています(笑)
岸田内閣が発足した時に、間違いなく、ご祝儀相場になると思っていたのに、爆下げしてしまいました。20万円の利益があったのに、1日待ったばかりに下げが止まらず、今、ひとつの銘柄だけで、80万円の含み損です。
上がる見込みがあるんだろうか・・・。
株があがったら売却して、地道に投資信託に回そうと思ってました。
投資顧問会社の無料推奨銘柄に手を出したばかりに、もう5年間、ずっとマイナスで売るに売れません。最悪ですね(笑)
地道に投資信託に回していたら、少しは利益になっていたでしょう。
夫が勤めていた会社の株式で、1ヶ月で簡単に利益が出たこともあり、久しぶりに株価を見てみました。安くなっていて、買えたらいいのにと思いながら、もう予算がありません。
株価を見るついでに
『○○会社 役員報酬』
と書かれてあったのに、興味本位でみてみたら、どこの会社もそうでしょうけど、大手企業の役員報酬は3500 万円から5000万円
役員に名前を連ねている中には、新婚の頃に一緒に社宅に住んでいた名前もあって、
(偉くなられたのだなあ)
と思うと同時に月日の流れを感じました。
奥さんの顔もすぐに思い浮かべることができます。
役員になるのは、ほんのひと握りの僅か10人から15人くらい。
夫は昇格することはありませんでしたが、家族のために、よく働いてくれたんだと思います。我慢できないことも我慢してきたんでしょう。
そのストレスを家でぶちまけてたんでしょうか
今、夫は嘱託の仕事も止めて、自宅の熱帯魚の世話やモラハラ犬タロの世話、趣味の魚釣りで穏やかに暮らしています。
良かったと思ってます。
娘が結婚して、孫ちゃんが生まれたら、一緒に孫ちゃんのお世話ができるといいなあと。
「老後の生活はないよっ!」
と夫に言われてから50歳すぎて本気のハローワーク通い。
運良く今の派遣会社に勤めることができました。
夫の同僚だった奥様が自動精算機でお支払いを済ませて、大きな高級外車に乗って帰って行ったのを見ました。
相手も一瞬(あらっ)という顔をしました。
以前の上司の奥さんか派遣社員として立っていたからでしょう。
今は逆転してますからね。
普通なら、定年退職した夫と、穏やかな老後に向けて、一緒に出かけたり、旅行したり、孫ちゃんの世話をしたり、そんな老後が待っているんだろうと思って疑いませんでした。
難しい夫と思いながらも、そんな老後が待っていると信じて暮らしてきたんです。
ところが待っていたのは自宅を出てアパート暮らし。そして還暦間近の派遣社員。
夫の年金は退職金を年金で受け取れるようにしてあるために月に45万円入ってきます。
夫婦で生活するなら、十分な年金です。
ただそのために、○まで夫のモラハラに堪えて行かなくてはなりません。
夫はモラハラでなく、私のことを教育しているくらいにしか思ってないので、始末に負えません。
子供がいれば、それも我慢できましたが、子供達が自立した今、残された人生は、少し楽に暮らしたいと思います。
注文住宅を建てたのに、そこに住めないなんて、不幸と言えば不幸ですね。
息子が昨日、言うんです。
「昔、プリンとかゼリーとかよく作ってくれたよね、もう作らんの?」
「ここでは作れんね、鍋とかないし」
蒸し器や圧力鍋、レンジも温めるだけの簡易的なレンジでは、買ってきた方が早いですからね。
自宅ではお気に入りの食器もあって、おかずを盛り付けるのにも、選べてましたが、しまうところもないし、アパートには持ってきてないです。
そんな幸せな時間も確かにあったのです。
「もう少し思いやりを持ってくれない?」
そう夫に言った時の返事が
「思いやりなんて持てないよ、あんたは物が好きなんだよっ!ある程度何でも手に入ったから、思いやりなんて言い出すんだよ」
この言葉は何かあるたびに心に引っかかる言葉として浮上してしまいます。
『物が好き』
確かに、与えられなかった幼少期のことを思うと、お姑さんからも夫からもたくさんの物をもらったと思います。
今、そのほとんどを手放してアパート暮らし。
健康で働けること、ひとりで暮らすことができたのも、正社員だったから。
それはとても幸せなことです。
いきなり怒鳴られることもなく、食事を「美味しい」と思い食べられること。
好きな時にコーヒーを飲み、好きな時にソファで寛ぐことができる。
お金があるに越したことはないけど、今はそんな時間が持てることが何より幸せな時間です。