今朝、6時半のバスに乗り遅れて、アパートに戻ってきた次男。
「乗り遅れたわ、母さん頼むわ」
「はっ?」
『はっ』でしょう。
私も7時15分には出なければならないのに、駅まで送って帰っていたら、仕事に間に合わなくなる。
ここのところ、だんだん朝の支度が遅くなっていたから、(いつか遅れるわあ)と思っていた。
バスと電車を乗り継いで出勤するのは、本当に疲れると思う。
でも、私は送り迎えは無理。
「お父さんに電話してみたら」
朝早くから息子からの電話で、きっとびっくりしたと思うけど、すぐに迎えにきて駅まで送ってくれた。
ことの顛末をいつもおしゃべりしている年長の女性に話すと、
「わぁーそれは疲れちゃったわね」
と、朗らかに笑った。
お互いに仕事をしているので、深く話したことはないけど、彼女は、何かとても、いろんな経験をしているんじゃないかと、感じた。
話しをするととても落ちつく。
くだらないことから大事な話しまで人のはなしをよく聞いている。
そしてその上で、自分なりのアドバイスをくれる。
今回の事で、彼女の言う事に、深く共感し、納得させられた。
❛❛お母さんも息子さんも、試練の時ね。
ここは慎重にね。我慢の時。2人の忍耐が試されているんだと思うよ。何かね、ものすごく、飛躍する時には、その前にとんでもない試練がやってくるものなの。息子さん、調べてもらっても、どうもないのにも関わらず、訳のわからない病名をつけられて、毎日、大変な思いをして通勤しなきゃならないってことは、試されてるんだろうし、息子さんにとって、もっと確実な居場所が用意されてるってことなのよ。
だからここは我慢の時なの。ここを乗り越えなかったら、またすぐに同じような試練が繰り返されるんだと思うよ。
今はブラックホールに落とされたような気分かも知れないけど、
「なぁんだ、そんなこともあったなあ~(笑)」って笑える時がやってくるよ
1年なんてあっと言う間よ❜❜
なんだかとても説得力のある言葉だった。
彼女自身も、生死を彷徨う大病を経験されて、息子さんのことも、良い高校、良い大学と、なんなくスムーズな人生を歩むと思いきや、息子さんの破天荒な決断で、このまま疎遠になってしまうんじゃないかと思ったらしいが、挫折から普通の生活に戻り、今はとても良い親子関係らしい。
人生はいろいろ。
だから、彼女の愉しに説得力を感じ、ポジティブな考えに、私も反省させられた。
4年前の夏、「俺は仕事を止めるからなっ!学費はお前が払えっ!」とモラハラ夫に言われてから、働きながら学費集めに奔走した日々、そして身体を壊してから、自宅の、片づけをはじめた。
そして出た答えは【別居】
別居してからどんなに身体が楽になったことだろう。
そして思考さえも自由になった。
どうして今まで苦しい思いをしながらひとつ屋根の下に暮らしていたかわからない。
睡眠障害、不正出血、眼底出血、歯も1度に4本割れたり折れたり・・・あんな思いはもう2度としたくない。
そんな苦しい経験が、モラハラ夫のいる自宅を出てアパートで暮らそうという思考に変化して行った。
【飛躍するとき、とんでもない試練がある】
本当にその通りと感じた。
未来はきっと開ける!