昨日は母の日でした。
みなさんのブログも母の日に因んだ記事を書かれていた方が多かった様子でした。
カーネーションをもらって喜ばれている様子や、一緒に食事に行かれた方など。
私のように、母に対してはあまり良い思いをしてない方もたくさんおられるんだなぁと、ちょっとホッとしました。
だって、子供の頃には母の愛は無償の愛、などと言う性善説で、母親に対する悩みや怒りを訴えたところで、【親不孝な娘】とレッテルを貼られるのがオチだった、そんな時代でしたよね。
母親が重いや、愛情を感じずに育った人も多いのでは。
私も残念ながら、母からの愛情は感じていません。ほんとに残念です。
搾取子だったので、母には貢ぐばかり。
何か買ってもらえる時には母親本人が高額なものを手に入れたなど、その何倍も自分がいい思いをした時ですね。
私は母親とはちがう。
反面教師にしてそんな風にずっと思って生きてきましたが、母親にしてもらってないことは、わからないからしないんですよね。
4人の子供達はみな、大学は自宅を出て県外に行きました。
周りのママ友に聞いたり、またブログで知ったりしたことですが、学生時代、健康や栄養を考えて何か作って食品を送ったりしてるんですね。
知りませんでした。
私は結婚するまでずっと家から出られなかったし、兄も大学時代はまかないつきのところに下宿していたためか、母が何か作って送ってるところなど見たことないです。
でも、長男が友達とルームシェアしていた時のこと。
「お母さん、何か手作りのものとか送ってくれんの?」
と聞かれたことがありました。
どうやら、一緒に住んでいた友達のお母さんからは、1ヶ月に1度の割合で、手作りの食品を冷凍したものがたくさん送られてきたようでした。
それにかさばるトイレットペーパーやティシュなども。
それを長男から聞いた時も、あまりイメージができなかったんです。
だって実母からは、捨てるに捨てられない家の中の不用品しか送られてこなかったからです。
「はぁ・・・」
イメージできなかったので、生返事したのを記憶してます。
それを言われてからですかね。
周りのママ友に聞いてみたり、職場の同僚に聞いたり。
みんな言うんです。
「おかあさんにしてもらったことをしてるだけよ」と。
そうなんですよね。
私はそんなことしてもらったことがないからわからないんですよ。
椎間板ヘルニアで救急搬送された時も次々に子供が生まれた時でさえ、産後のお手伝いも、してもらえなかったくらいですから。
哀しいとは思ったし、がっかりもしたけど、やっぱり毒親育ちのママ友に言われたんです。
「期待しないようになるよね」と。
期待しないで、手助けしてもらえる人にしてもらおう、そんな気持ちになりましたね。
私の救急搬送からちょうど1年後くらいに、母親が立ち上がれなくなったと電話がありましたけど、
「病院がいいよ、温かい食事が運ばれてくるし、おしっこしたくなったら看護師さんが採ってくれるし」
と、私としては良いアドバイスをしたつもりでしたが、帰ってきてこっちを手伝えと言わんばかりで呆れました。
その時、子供達は学校にも園にも行ってましたからね。
私にも戦争のような毎日の生活がありました。
人の気持ちがわからない親の元で過ごし、結婚相手もまた人の気持ちがわからない人と一緒になってしまいました。
今はアパートでひとり。
自分のペースで、暮らせて楽になりました。
誰からも嫌味を言われない、威嚇や恫喝されない生活に、どうして今まで疑問を感じずに来てしまったんだろうかと思いますが、育てられた母がそんな風だったからと今になって気がつきました。
今はほんとに楽です。
昨日は、わざわざアパートまで三男がお花を届けてくれました。
嬉しかったですね