BBCによる告発からとうとう国連の人権理事会が会見を行うまでになった。
見守る性被害者が、思わず涙ぐむシーンもあり、この問題の根深さや、ジャニー喜多川氏の罪深さも感じた。
メディアに顔を出している勇気ある性被害者達は、見るかぎり皆、中年になろうかという男性ばかり。
彫りの深い顔や童顔や、おじさんみたいな人、顔かたちは様々だけど私には、不思議だけど、おんなじ顔に見えてならなかった。
それは幼少のころに受けた苦悩を隠し続けたきたという顔。
表現が難しいけど、身体も心も、その年齢に応じた情緒的な発達によって成長するもの、
なのに、幼少の頃の衝撃的な体験で、成長していく身体に、ずっと罪悪感や劣等感など複雑な感情が入り交じり、情緒の成長が苦悩により止まっていた、という表情だ。
国連の発表に思わずしゃくりあげて泣いた男性を見て、やっとこの問題が表面化し、真面目に取り上げられたことを視聴者のひとりとして良かったと思うし、これからジャニーズアソシエーションや加担したメディア、政府も一丸となって、被害者に謝罪をしてもらいたい。
誰にも言えない苦しみや悔しさは、モラハラ被害者に通じるものがあると私は思っている。
言ったところで、消されてしまうんじゃないかという恐怖や、声をあげることで利用されてしまうんじゃないかという不安、誰も信じてくれない、誰もわかってくれない、これを誰に言えば理解してもらえるのだろうという苦しみは、長くなればなるほど傷を深める。
被害者が何も言えずに傷を深めるのではなく、『私は被害を受けている』と言える土壌を作らなければ、被害者は増えるばかりと感じる。
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