月曜の9時から放送される、『監察医 朝顔』を、毎週楽しみに見ている。
何年か前に、大河ドラマで上野樹里が主役をやってから、『鼻持ちならない、使いにくい女優』との噂でザワついた時から、(本当にそれっぽい)と、なんとなく好きになれずにいたが、この監察医 朝顔の医師の役どころが、上野樹里 実力以上の演技力で、視聴者の心を捉え、女優としての力量を感じている。
昨日は、朝顔の同僚医師 光子が狂犬病に感染した遺体を解剖途中、メスで指を切り、狂犬病に感染したかも知れない恐怖と、それが元で、朝顔も、朝顔の娘 つぐみちゃんも病気に感染したとの噂で、つぐみちゃんが、保育園でいじめられて帰ってくるという話だった。
いつも素直なつぐみちゃんも、昨日は終始、はぶて顔で、友達にいじめられた反動を朝顔にぶつけた。
コップを手で払いのけて、中に入っていたジュースが畳にこぼれた時には、(あああ~~こんなことあったなあ)と。
こんな時、お母さんはどうするんだろうかと、ドラマに見いっていたら、朝顔は、強い口調で「いい加減にして」と、言っただけだった。
つぐみちゃんは2階に上がり、布団をかぶって泣きわめく。
私が親だったらどうしてただろう。1人目の子育てに、朝顔のような余裕などとてもなかっただろう。
「こぼれたジュースを拭きなさい!」と、雑巾を投げたかも知れない(笑)
朝顔は布団をかぶって泣いているつぐみちゃんを布団の上から何度も撫でて、
「つぐみの気持ちも知らずにごめんね」と何度も何度も謝まる。
単身赴任先からたまたま電話をしてきた夫(風間俊介)が電話の向こうでうちひしがれた朝顔の様子を心配して、4時間もの時間をかけて赴任先からかけつけて朝顔を見るなり抱きしめる。
何て優しい夫だろう。
それに、つぐみちゃんにも、朝顔の仕事の大変さを子供にわかるように話をし、
「パパとつぐみだけはお母さんを応援してあげよう」と諭す。
誰かに何かとても悲しい出来事が起きた時、気持ちに寄り添うことができるのが家族のはず。
ヒステリックにならずに子供を叱れる母親、うちひしがれた気持ちを察して単身赴任先からかけつける夫。
ドラマだからできるという声も聞こえてきそうだけど、こんな風な家族になれたなら・・・と誰もが思っただろう。
子育てに忙しい毎日で、朝顔のように子供の声に耳を傾ける余裕がなかったなと反省しきり。
それに、私の母親も、子供の声に耳を傾ける親ではなかったかな、昭和時代の、『親のいうことは絶対』『口ごたえをしてはいけない』『辛抱しなさい』
そんな子育てに、子供の頃から気持ちを押し込んできたところがある。
毎日子供達に食べさせるご飯作りで手いっぱい。プラス夫の文句を聞かなきゃいけないストレス、後は片付けにお風呂に翌日の朝ご飯にお弁当作り。
どこの家庭も現実はそんなものかも知れないが・・・。
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