あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

父の部屋で目にした恐ろしいもの


仕事から帰ってすぐに父のマンションに晩御飯を持って行くのが日課になっている。

今日も行ってきたが、部屋に入るなり恐ろしいものを目にした。

それは10キロの米袋。

父は93歳.昨年夏に腰を圧迫骨折して、しばらく外に出かけられなくなった。

2ヶ月たった頃からケアマネージャーをつけてもらい、デイサービスに行くようになったが、最近になってやっと1週間に1度くらいの割合で買い物にも出かけるようになったくらい。

買い物は決まって、豚バラ肉とお漬物にキャベツ半分。

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野菜炒めくらいなら作る父のいつもの買い物。

元気で毎日4.5キロ歩いていた頃はお米も買ってきてはいたが、それでも5キロ程度のもの。

何でこんなに重たい10キロものお米を買ってきたんだろう。しかもまだお米は十分にあるのに。

「ちょっとぉ、こんな重いもの買ってこんでよ~こけたらどうするの!それにまだお米十分にあるじゃん」

「まあ、ちょっと重かったがたいしたことはない」

「たいしたことはない」はいつもの父の口癖。

その「たいしたことじゃない」がいつも後から重大なことになっていくから心配で仕方ない。

全く、重たさで今度尻もちをつきでもしたら今度こそ入院になってしまう。


そんなお喋りをしている最中、管理人さんが部屋を訪ねてきた。

「今日、お父さん、お米10キロを背負って帰ってきてましたけど、危なかしいから止めてもらうように言ってください」

「すみません(汗)今、言い聞かせました」

父は大笑いしたが、本当に止めてもらいたいと思った。

いつも自分のことを過信して突拍子もないことをするので、母も嫌がっていた。


昨夜のドラマ『DCU』を見ると、みんなかっこいい。

憧れる若い人もいるかも知れない。

父も若かれし頃は制服の白い帽子が似合う海上保安管だった。危険と隣り合わせで仕事をしていたんだと思う。

52歳の時に癌を患ってから食が細くなり今は昔の筋肉隆々だった頃の面影はないが、力が有り余っていた頃を思い出したのだろうか。

「本当に止めてね、少し私の言うこと聞いてよね」

と釘を刺すと、ニヤニヤと苦笑いした。








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