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コロナ禍で考える家族の姿


緊急事態宣言を解除した途端、またコロナの感染クラスターが発生したようですね。

コロナ感染で著名人他、たくさんの人が亡くなり、死と隣り合わせのこのコロナで、お店は閉まり、交通機関もすべてストップ。
ゆく先々の暮らしに不安ばかりが募り、奈落の底へ突き落とされたみたい。
見上げる微かな光から、上に昇れるはしごがいつ投げられるのか、今か今かと待って、やっと出されたような緊急事態宣言。

でもコロナとの戦いはまだまだ続く。



この前、解除されて帰ってきた子供達と、独居マンションに住む父も呼んでお庭でBBQをしました。
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こじんまりしたお庭に青々と茂った楓や花みずき、白い花をいっぱいつけた山ぼうしと、目に映る緑の木々に癒されながら、おもいっきり笑いながら家族みんなで囲む食事は、コロナ禍を通して、日々のささやかなことがどれだけ幸せな時間だったかをあらためて知らされるものだった。
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長女はあれから時々帰ってくる。
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長女はとても気にしてくれている。
同じことを言っても、私が夫に言うのと、娘が言うのでは取り方が違うので、娘のいうことはよく聞く。

周りの友達の多くが、旦那さんの愚痴を言ったり、また、すでに別れてシングルになっていたりと、「幸せそうな人はだれもいない」

それが、娘の結婚願望ゼロの要因みたいだけど、、年末に長女に話したモラハラ夫の話でとどめを差してしまった。

可哀想なことをしてしまったかなと・・・
ちょっと考えてしまった。
「うちのお父さんとお母さんは仲がいいんよ」と周りのお友達に話していたようだったから・・・


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「特別給付金の手紙が来たから、また見てくれ」
と、父から電話があったので、手続きをしにマンションに行った。

記入事項を書いて、証明書を添付

「保険証のコピーがいるね、コピーしてくるから、保険証ちょうだい」

持っていた財布の中を調べ始めましたが、保険証はでてきません。私が前に見たことがあるのは、はがき大の紙のもの

「いつも紙の持っとったじゃん」
「そやったかなあ」
「こっちじゃないの?」

いつも外出するときにぶら下げている、手提げの袋に入ってるだろうと、中を覗くと、思わずはっと探す手を止めてしまった。


兄の顔写真が貼られた履歴書が底に入っていたから。

白黒の証明写真、少し若い
何度か勤め先を変えてたから、いつのかはわらないが、50前くらいの写真に見えた。
現住所も書いてある。

今は年に1度、誕生日のカードに、父や家族の近況を書いて送っている。
一方通行で返事はない。それでも戻ってこないだけ(ああ、まだ生きている)と生存確認ができて安心する。

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あんな母じゃなかったら、もっと違った人生があったはず・・・

「これじゃない?」
「おう、それそれ」
「コピーしてくるから持って帰るね」



そう言ってマンションを出た後に、父もまた、音信不通の兄のことを心配しているんだと・・・そう思った。
だれも口にしないけど、家族だった時もある兄。

離れていても気持ちくらいは繋がっていたい。







 

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