痛みが酷くて夜も何回も起きてしまった。
「当分かかると思いますよ」
とカイロプラクティックの先生に宣告されて、落ち込んでしまった。
今日は、なんとかたまっていた洗濯もしたけど、干すまでできずに、息子に頼んだ。
暫くは買い物もできないだろう。歩き回れない。
今ごろは、ネットスーパーがあるから、本当に助かる。
暫くはネットスーパーを利用しよう。
まだ買い物がままならない父の夕飯をさっき持って行ってきた。
3週間前に、圧迫骨折になった時より、少し元気になったような気がする。
ただ、何回も同じことをいうし、日にちの感覚があまりわかってないみたいで、こうして、だんだん、記憶が薄れて行くんだろう。
「今日も散歩してきたわい」
という、ガラ系の携帯で歩数をチェックしたら、0歩数だった。
「今日?」
「いや、昨日じゃったかなあ」
もう、今日も昨日もわからなくなっている。
いつからだったのかな、父はずっと元気と思っていたけど、食べる量も減り、今日のことか、昨日のことかわからないようになっている。それはもうだいぶ前からの症状かも知れない。
日々の変化に気をつけてみていなければならない。
父は、私のことを心配してくれる唯一の存在なのだ。
子供たちには心配をかけたくない。子供たちには自分の好きなように生きて欲しい。まだまだ親の心配などしなくていい。
夜中寝られなかったので、今日は少し遠くの気功師を尋ねた。
以前、アパートへ引っ越すことを相談しに行ったところだ。
不思議と痛みが和らいだ。
何処か、痛かったり、落ち込んだりしていると、藁にもすがりたい気持ちになる。
帰り道、ボーッとして運転していたのか、侵入禁止に入り逆走するところだった。
向こうから来たバンがすぐに止まり、私が車を止めてバックミラーで確認していると、バンの運転手が降りてきた。
野球観戦をするのか、どこやら、ユニフォームをきていたが、私の車に近づいてきて
「この道路、一方通行ですよ」
「あっ、すみません、どうしましょうか」
前方から次々降りてくる車が立ち往生をするのを見て、その中年男性は、道路上で誘導してくれた。
「こっちの道路ですよ」
「ありがとうございました」
車の中からしっかりお礼を伝えて、運転を再開したが、嫌な顔せずに、誘導してくれた運転手にこの場を借りて御礼を言いたい。
私も、何度か老齢者の運転する車が逆走するのを見たことがあるが、
(どこ見て運転してるんだろ)と心配と呆れた感じで見ていたが、まさか自分が逆走するとは・・・少しショックだった
心配事が無くなり、皆が元気で以前の生活に戻れますように