一昨日、尻込みする父と一緒にデイサービスの見学に行ったんです。
その時の感触はあまり乗り気じゃなくて、めんどくさそうだったのですが、今日、はじめて、体験ということで1日デイサービスに連れてってもらいました。
ドタキャンするんじゃなかろうかと、朝、仕事先から電話を入れた時も
「なんじゃったかなあ」
と、本当に忘れたのか、とぼけて忘れたふりをしたのか、積極的じゃなくて、ジリジリ。
仕事を終えてから、すぐに晩御飯を持って父のマンションを訪ね、はじめてのデイサービスがどんなだったか、聞いてみたら、
「あああ~良かったわい!」
と、次回からも行く気満々で、ああ良かった~♪と嬉しくなりました。
趣味の囲碁は、コロナ禍になってから近くの碁会所も閉鎖、同じマンションの人たちとの集まりも無くなってから、あまり人との交流がなかったんだと思います。
すずめを呼び寄せて寂しさを紛らわせたみたいで
父に今 必要なのは、人との交流と感じ、ケアマネージャーをついてもらって、是非ともデイサービスに出かけるよう、話をしてもらったのですが、なかなかその気にならなかったのでした。
一昨日、見学した時に、たまたま囲碁をしていた人を見かけて、自分もしてみたいと思ったのでしょう。
今日の体験につながり、囲碁も2回打ったそうです。結果は一勝一敗。
リハビリ器具で簡単に身体をうごかしたり、大好きなコーヒーを頼むと
「すぐに持ってきてくれたわい」
と嬉しそうでした。
いつもは粗食であまり食べない父ですが、
昨日、持って行った焼きナスのお浸しとお味噌汁が残りに、昨夜作った鶏肉の照焼きを卵とじにして持って行ったら、いつにも増してペロッと平らげてくれました。
声も張りがあって、よく喋り、
(今日訪ねたデイサービスが楽しかったんだなあ)と思いました。
もっと早くにこんなサービスがあるということを伝えたら良かったのですが、圧迫骨折して自由に出かけられなくなったから、その気になったのかも知れないとも思います。
自由人なのでね。
でも今はコロナ禍。
いつ誰にどんなことが起きないとも限りません。
娘以外に、お喋りする相手がいることがとても重要と思いました。
とにもかくにも父が、デイサービスを気に入ってくれて本当に良かったです。