こんな日はどっと疲れる
●その1
日経平均が30000円に返り咲いた。
私の持っている株も急上昇。
1年前からじぃーーっとその時を待っていた。待っている時間が長かったので、『欲は言わない!3万円利益が出たら絶対に利確!』
などと思っていたのに、株価が上昇、
(ひょっとしたらもうちょっと上がるかも知れない・・・もうちょっと待つかなあ)
と、迎えた今朝、何故か急下降。
みんな利確でどんどん売却しているみたいで、気がついたらチャンスを逃してまた元の木阿弥。株って売るのが難しい(>_<)
●その2
仕事から帰って、晩御飯を持って父のマンションを訪ねた。
玄関ホールに入ると
「小川さんっ小川さんっ」と管理人さんから呼び止められた。
挨拶もそこそこ、聞くと、今日はデイサービスの日でもないのに、父がきちんと服装を整えて、朝玄関ホールに降りてきたというのだ。
「えええーーーっ昨日も、金曜日だけよって言っといたのに」
「楽しみにしてるのはいいんですけどね・・・」
管理人さんはそう言ったけど、曜日の感覚がわからなくなっていることにゾっとした。
部屋に入ると、父はベッドに横になっていた。
圧迫骨折してから、こんな風で、1日、誰とも喋らない日が増えている。
なるべく、人と喋るようにと、デイサービスに行かせるようにしたのだけど、その日によって多少、波はあるのだろうけど、曜日がわからなくなってしまったのかなと、心配になった。
私が、晩御飯の準備をしている間もずっと
「明日だったかいなあ」
と、何度も聞いた。
「金曜日よ」
「明日は金曜日じゃないかいなあ」
「明日は水曜日」
カレンダーにレ点は入っている。お昼に素麺も食べているし、お薬カレンダーの薬もちゃんと飲んでいる。
(・・・たまたま、今日、曜日がわからなくなっただけかな)
高齢者の記憶は薄れて行くことはあっても、よくなることはないだろう。
孫の顔でも見れば元気100倍になるだろうけど、コロナ禍でなかなかそうも行かない。
こんなことがあると、どっと疲れが増す。