昨日、夕方、申請していた介護保険の結果が届いた。
父の介護度は『要支援1』
洗濯もするし、掃除機もかける。
今は腰が痛くてあまり外出をしていないが、1.2度出かけた時に買ってきた材料で野菜炒めくらいは作って食べる。
『要支援1』とはどんなものだろうか。
詳しくまた話を聞かせてもらう予定。
今日持って行ったのは昨晩作っておいた、茄子と豚ばらの味噌煮と、トンカツを2切れお出汁でといた卵でとじたもの。
今からご飯を食べる・・・というその時だったので、間に合って良かった。
テーブルの上を見たら、賞味期限の切れたキムチにお粥だけ。
「えええ~~~ちょっとそれだけじゃあ、栄養にならんよ、これ食べて」
持ってきたおかずを器に入れて出した。
いつもの時間より、5分遅れたので、来ないかなと思っていたらしい。
それにしても賞味期限の切れたキムチとお粥なんて、寂しくなったが、父は
「上等だよ、漬物とご飯があれば大ご馳走じゃ」と笑った。
本当に貧乏に育って、食べるに食べられない時代を生き抜いた父。
どんな食べ物にも感謝して食べて
「あああ~~~本当にうまいなあ」と食べてくれる。
圧迫骨折してからこの約2ヶ月。
毎日晩御飯を届けたが、「うまいなあ」「本当にありがとう」繰り返し私に言った。
私も父に「こっちこそありがとうね」
「お父さんが元気になって嬉しいよ」と伝える。
この2ヶ月父から受けとった「ありがとう」と「うまいなあ」の言葉は、夫との結婚生活で聞いたそれより多いかも知れない。
父の「ありがとう」「うまいなあ」の言葉にどれだけ、励まされ、幸せな気持ちになったことだろう。
いつか父とお別れの日がやってくる。あまり考えたくない。考えただけで、涙が出てくる。でも、仙人でない限りいつかはお別れがやってくる。
どんなことをしたら父は喜んでくれるのだろう。
私も元気でいなければ!