昨日は父の日でしたね
ほぼ毎日、仕事が終わってから、父には晩御飯を持って行ってますが、前から父の歩いているところが気になっていたので、父の日は一緒に歩くことにしました。
物を欲しがらない、身の周りの物を極力少なく持ち、物の命がなくなるまで、繕ったり直したりして最後まで使う。
幼少の頃の貧乏性が身について、いまだにこんな感じです。
そんな洒落っ気のない父をなんとかしたいと思っていたのか、こっちに持ってきた服は、母が選んだ一流ブランドばかり。でも本人は全くわかってません。
こちらに来てから買ったものは下着が数枚程度です。
「何か買ってあげようか?」
と言っても
「いらんいらん」
というだけ。
前が開きそうな破れそうだった運動靴も、捨てようとしたら
「もったいないことをするな」
と怒られましたが、転倒してもいけないので、ここは引き下がらず、新しい靴を買ったのが1年前だったと思います。
こんなことがありました。
父にはほんとに助けられています。
何も欲しがらない父。
いつも駅に近いスーパーでたくあんと飴と豚肉のパックを買うだけ。
ところがそのスーパーも近々閉店するとあって、新たな買い物場所として駅の構内にあるコンビニを教えてあげようと思ってました。
いつもより少し足を延ばすとコンビニがあります。
好きな飴も種類がいっぱい、量は少ないですがお漬物もあります。
明るい綺麗な店内にたくさんの商品が並べられているのを見て
「こりゃあええわい!」
ととても喜びました。
私も連れてって教えてあげて良かったと思ったのですが、今日、冷蔵庫を開けてみると、相変わらず、いつものスーパーのお肉が入っていて
「え?昨日行ったコンビニ行かんかったん」
そう聞いたら、父は私と一緒にコンビニに行ったことを忘れていて、思いだすのにしばらく時間がかかりました。
「そういえば、行ったかなあ」
これには落胆しました。
こうして、だんだん忘れていくんですよね。
いつも4人の孫たちのことを気にかけています。
父には健康で長生きしてもらい、幸せだったなぁと天寿を全うしてもらいたいです。