昨年途中で嘱託の仕事を退職した夫がどうやら確定申告をするらしい。
生命保険などの控除書類を束ねていたので、
「これ、どうするの?」
と聞いたら確定申告の相談をしに行くというので、金銭面に関してはとても疎い夫にしては珍しいこともあるもんだと思った。
いくら金銭面で疎い夫でも、この1月、さらに住民税の追い金20万を払わなくてはならなくなり、少し戻ってくるんだったら、税務署に相談に行ってみようかと思ったらしい。
税務署では、メルカリの売上があった時に出向いて、雑所得として4万円も税金を納めた経緯がある。それにそのとき、株式の損益があると伝えたにも関わらず、税務署員は
「関係ありませんね」
と何にも教えてくれなかった。
あの時にきちんと教えてくれて、損益通算、繰越控除していたらと思うと、頭から火が立ちのぼるような思いだった。
税務署員は税金を取ることが仕事。
税金を取られないようにするには、自分で勉強をしなければならない!
税務署員に相談に行くと聞いて、ちょっと待った!という思いだった。
「税務署に相談に行くんだったら、私がE-tax で作成するわあ」
と言ってしまった。
「はあ?そんなことできるの?(あんたに)したことあるの?」
雑所得のブログ収入があり、すでに確定申告したと、言えるわけがない。
「メルカリの時もしたし、お父さんの株式収益があった時もしたよ」
「ふーん」
夫は訝しげにそう返事した。
それからネットで検索すると、給与所得の人が年金をもらっていると、年間20万以上の所得については雑所得になり確定申告しないと還付金として戻って来ないことを知った。
これはつまり、退職してから5年間の払い過ぎた税金を取り戻せるチャンス。
それには過去年の源泉徴収票や年金の記録などを再発行してもらわなくてはならない。
「ずっと税金払いすぎとるんよ、源泉徴収もらってきて。過去年の確定申告も私がする」
ひょっとしたら、2重で払った所得税が還付されるかも知れないと期待している。
そしたらモラハラ夫、
「嫌だよ、そんなの、いちいち、たった2.3万円のことで、めんどくさいだけだよ」
この人にとって2.3万は少額なのか?
私はたとえ3000円でも取り返したい。
昨日、会社で年間の医療費の知らせをもらった。もう、確定申告は出した後だったが、試しにどれくらい増えるのか会計フリーアプリで試してみると、7000円も還付金が増えたので、さっそく昨夜、確定申告をやり直した。
私にとって3000円は大金。7000円も戻ってくるんだったら歓喜するが・・・
そのくせ、毎週末に自宅に晩御飯を作りに帰るとき夫の生活口座から5000円を出していたが、大学生の息子が帰ってきてから食べる量が増え、1万円下ろすようにした。
そしたら夫から言われたことが
「なんで、食費がこんなにかかるんだよ、下ろし過ぎてるんだよっ、お父さんの年金からもらえよっ」
お父さんからももらってはいるが、人数が増えたのだから仕方がない。
2.3万の還付金は「そのくらいで」というのに、週いち1万円の食費が「高い!」と言う夫の金銭感覚がよくわからない。