今日は3年前に亡くなった実母のお葬式のことを書いてみようと思います。
母は、書、料理、洋裁、華道、茶道、昔のひとはみんなそうかも知れませんが、女性の分野のことは何でもできる人でした。
それに、とても美人
小学校の時の参観日、教室の後ろの戸から入ってくると、教室のみんなが、「誰?誰?あの綺麗なお母さん」とざわざわするほどでした。小さい頃は少し自慢でしたが、家の中の母と外での母は別人のようだったので、次第に思わなくなりました。
私のお母さんだとわかると、
「全然、似てないね」
「ほんとうのお母さん?」
などと、よく言われたものです。
顔は確かに美人でしたが、性格が強烈で、自分中心、我儘、守銭奴
きっと小さい頃から「かわいい」「かわいい」とどこに行っても称賛されていたのでしょう。
大人になってから、それはもっとひどくなりました。
実母のことだけで、記事が100越えそうなので、今日はシンプルにお葬式のことだけです。
お葬式はこれでよいのか
母のお葬式は立派なお葬式でした
(どうかとおもいましたが、載せてみました)
難病と診断されたのが、亡くなる5年前なので、母は死期を覚悟し、葬儀の内容や、お墓の場所やお寺、保険会社の担当、年金のことなど、ひとつにまとめて、ファイリングしていました。
⬆️これは随分 助かりました。
父から連絡を受けたときは、「○○会館に直接きてくれ」というものでした。
○○会館に着くと、宴会ができそうな大広間に、その時は親族10人程度が泊まって、久しぶりに会う兄弟は、大盛り上がりでお通夜の雰囲気ではなかったです。
白装束で横たわる母の傍らで子供たちのカードゲームはそれはそれで、亡くなった母も参加しているみたいで微笑ましく思っていたでしょう。
翌日、朝ご飯のお膳もメロンが入った果物の盛り合わせもついて、ちょっと贅沢な朝ご飯でした。
1時からのお葬式に私達家族6人と、父、夫の母と姉、
父は8人兄弟の真ん中、亡くなった人もいましたが、伯母さんの娘が代理できてくれたりしました。
後は地元に住んでいた私の高校からの友達、そして、母が亡くなる前にはまっていた新興宗教の関係者、町内会の会長さん、全員あわせても20人いなかったですね
お葬式に出た人は20人足らずだったのに、葬儀費用は全部で、180万円でした。
きちんと並べられた椅子は空いた椅子が多くて、母の亡くなった歳を考えれば、周りのお友達も施設に入っていたり、足が悪くて歩けなかったり、かもしれませんが、それにしても、一番大事な長男も来なくて寂しいお葬式でしたね
葬儀費用の中には、納棺師による納棺の儀、病院の安置室からの車の移動、親族の宿泊費用、祭壇、花、棺、霊柩車、骨壺、焼却費用、お坊さんの御礼、そして、葬式と49日法要が終わってから自宅の祭壇、の設置
この葬儀費用が妥当かどうかなんて、本人が決めていたのだから、とやかくいうことはないのかもしれませんが・・・
生前に家族で話しておくべき
なかなか話にくい話題ですが、だからこそ、元気なうちに話題にするのが大切ではないでしょうか
生前に家族と話題にしておくことは、他愛なことで良いのです。
「お母さんの△△銀行の暗証番号は△△△△よ」とか、
「お寺は○○で、◻️◻️町にあるよ」とか。
ちょっとしたことだけど、
「頭に入れといてね」だけで随分違うと思います。
母はいろんな資料をファイリングしていましたが、銀行の暗証番号がわからなくて、すぐにお金が下ろせず、困りました。
すぐに引き出せるお金をどこの銀行に預けてあるか、家族共有で知っておくのも大切と思います
予算問題
予算は大切な問題です。
母の葬儀に180万円もかける必要があったのだろうかと今でも思ってます
本人の希望なので、仕方ないですが、もっと別のお金のかけ方があったのでは?そう思います。
葬儀は現役か、そうでないかによって、参列する人数にも幅がありそうです。
私にも歳老いた父や、義母がおり、いつどうなるかわからないので、この問題は差し迫っています。
調べたら、棺の値段も、ネット検索すると、19800円、送料が3000円となっていました。高いものは際限がないとおもいますが、葬儀やさんのいうままにすると、棺もすぐに10万円台になっているようです。骨壺の値段もネットだと、320円からあります。
まとめ
みんなの心に残る良いお葬式とは、お金をかけるお葬式ではありません。
日頃から家族がどれだけ生死について楽しく話をしているか
家族が離ればなれになっているならば、年末年始、そんな話をしてみるのも良いかもしれませんね
*目次ができました~