あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

私の物は何ひとつない家


帰省していた夫を迎えに行った後、外に干していた洗濯物を取り込んで、夫と少し喋って帰ってきた。

金曜日の夜に自宅に戻って2日間、異臭と小蠅の飛ぶ自宅の掃除と、洗濯で終わり、ゆったりとした気分で過ごせるようにリセットするにはかなりの時間を要した。


玄関を入るなり、綺麗になっていた自宅に

「ああ、やっぱり家がいいなあー」

と、夫は上機嫌。

たまに帰省して、お姑と義姉と、食事に行き、義兄とも飲んだりして楽しかったようだ。

留守番のモラハラ犬タロも、夫の気配で興奮して飛び付いた。

機嫌がいい。


昨日は洗濯機を4回まわし、今日も3回。

ソファカバーやら、マットやら、大物ばかり洗って、中身も天日干し。

帰ってくるまでに、カバーリングしておこうと思ったが、今日は2階の次男が使っていた部屋の片付けたり、途中で父のところに晩御飯を持って行ったりと力尽きてしまった。


ソファにカバーをかけていないことを咎められるかなと、一瞬身構えたが、夫は

「いい、いい、このくらい僕がやっとくから、あんまりいっぺんにしようとしない方がいいよ、もう若くないんだからさ」


モラハラ夫は、こんな優しい気遣いもできるんだ。

帰省して余程、楽しい時間を過ごしたんだろう。


「こんど、一回、4人で旅行でもいかないかね、お袋も年だしね」

「いいけど、緊急事態宣言が終わらないとね」

「そうだけど・・・・星野リゾートがいいらしいよ」

(星野リゾートかあ)

泊まってみたいけど、こんなコロナ禍で、県を跨ぐのは余程のことがない限り、今は遠慮したい気持ちだった。


まだ認知症になっていない時には、お姑さんにはちょっと行けない高い所ばかり、連れてってもらった。

モラハラ夫も、義姉やお姑が一緒だと、自己中な行動をしないから、行くんだったら4人かな。

お姑はいつもモラハラ夫の肩を持って、嫌な事もあったけど、困った時にはすぐに駆けつけてくれて、とても良くしてもらった。

お姑との旅行も最後かも知れない。

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アパートへ越してくるまで、私が使っていた部屋。

ベッドも父の所に持って行ったので、今は何もない。

私は子供たちと過ごしたこの家が大好きだった。

天井の高いリビング。

いっきに布団が何枚も干せる広いベランダ。

和室には炉も作った。

庭ではバーベキューができるようにガーデンテラスも作り、子供の友達を呼んでワイワイ賑やかに過ごした。

確かにここにいたのにと、ガランとした部屋を眺めながら、もう、居場所がなくなったことを思い知った。


ひとつ屋根の下、お互いを思いやりながら、助けあいながら暮らしていくのが家族なのに、不毛な努力を重ねながら、限界を感じて逃げるように後にした我が家。


夫と結婚すると決めた時に、誰がこんな風になることを想像しただろう。

仕方がないこととわかっていても、長い年月を繰り返し思い出してしまった。






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