あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

きっかけはあの人が言ったこと


夫はあれから、増毛スプレーを外に出て振り撒くようになったので、お風呂場がそれほど黒くならなくなりました。良かった~

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モラハラ夫は私の言うことは聞いてくれませんが、(下僕 家来なので)子供の言うことはよく聞いてくれます。

 

4人の子育ては大変でしたが、子供達がいることで、助けられることがたくさんあったんだと思います。

 

 

子供がいれば頑張れそうな気がしますが、もう、余生は穏やかに暮らしたい、本当にそう思いますが、夫とでは無理かも。

でも明日からお休みのせいか、今日は穏やかな夫です。こんな風なら、たまにキレてもかわしながら生活できそうなのですが・・・

わかりませんね。

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今日は着物の話です。

着物については、いろいろあります。

 

幼少の頃から母の綺麗な着物姿を見る場面が多かった私ですが、結婚するまで、あまり興味ありませんでした。

 

高校の時に教会に誘ってくれた春子が、日曜礼拝の後、お茶のお稽古に行くからと、時々着物を着てきてましたが、春子はお金持ちの家の子だったし、可愛かったので、着物姿が礼拝にきているみんなから注目を浴び、少し羨ましかったのを憶えています。

 

着物に興味を持ったのは、社宅に一緒に住んでいた奥さんの言ったことでした。

 

 

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 私は、お嫁入り道具というのが、どんなものか、知らずにいました。

 

母は、「あすみがお嫁に行くときには全部こっちがせんと行かんのに!」と何かにつけてそう言っていましたが、母は贅沢な人だったし、好みが高尚で、中途半端なものが嫌いでしたから、きちんとしてくれるんだろうと思ってました。ずっとお金も家に入れてきましたし。でも私にお金をかけたくなかったんでしょう。

 

 

婚礼家具というのではなく、洋服タンスにチェストとドレッサーという簡素なもので、家電製品も女子大生の独り暮らしのような質素なものでした。

 

今、考えると、お姑は決していい気持ちはしなかったんだと思います。

それを言わなかったのは、私が持ってきた道具をあまりにも嬉しそうにしていたからでしょう。

 

夫も、婚礼家具のことなんて、興味もなかっただろうし、知らなかったと思います。

 

 

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 マンションに引っ越してから、母はしぶしぶ和ダンスを送ってきましたが、中に入れる着物がいつまでたっても送られてきませんでした。

お姑にも、「大事なものは大事なもののように子供達に教えていかなくちゃあ、ならないんだから」と言われたことがずっと気にかかり、早く送って来ないかなあと思っていたんです。

 

「早く送ってよ」

と頼むと、母は「着物自分で着れないんじゃいらないじゃない」

と、なかなか送ってきてはくれませんでした。

 

新しいマンションに移り住んでから、社宅に住んでいた奥さん達が遊びに来て、

「中を開けて見せてよ」

とでも言われたら何にも入ってない和ダンスに大笑いされるんじゃないかと、内心ヒヤヒヤもしました。

 

その時くらいからです。

金融に勤めていたOL時代に、母に言われるままに、買った着物は、結婚して始めてのお正月に、美容院に行って着せてもらったもの。その他にも、あるはず、1枚きりではないはずと、自分は一体どんな物を持っていて、どんな時に着るのか、お姑が「子供に教えていかないといけない」と言ったことが気になりだし、

娘に私みたいに恥をかかせたくないなと、それから着物のことについて、知識を深めるべく、図書館で、本を借りたり、店頭で買ったり、また呉服屋さんへも覗いて見るようになりました。

子育てそっちのけで、着物の本ばかり見ていたような気がします。

 

私みたいに恥をかかないようにという強い思いが、この時期 子供と遊んであげるという1番大切なことから思考回路がかけ離れてしまっていたように思います。

 

しばらく何も言わないと、突然、ドサッと着物や帯が送られてきましたが、それでも、挨拶周りで着た着物や、喪服の類いがなく、母の若い時の古い着物ばかりでした。

 

着物や帯を眺めていると、職人さんの丁寧な仕事や、絹の手触りや色、子育ての中で、眺める時間はほっと癒される時間となりました。

 

私は母と着物のはなしをすることはなかったけれど、娘とは、そんな話も折りに触れてしてみたいなあと思ったし、いつかお嫁さんになるときに、必要最低限の着物はやはり持って行かせてやりたいなあと思いました。

 

初めて娘に誂えたのは四つ身の着物と帯。

七五三の時には私も誂えた着物に袖を通しました。

 

私が七五三で撮った写真は1人きりです。母と写った写真はなかったので、心の奥底にあったのでしょう。

着物姿の娘と何枚も撮ってもらいました。

 

そんな思いが娘に伝わっているかどうかわかりません。

独りよがりの思いは、母の自己満足に過ぎなかったかも知れませんが、いつか懐かしくアルバムを開いてくれる時が来るといいなあと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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