昨日、夫が3回目のワクチン接種をした。
3回目ともモデルナ。
夫はずっと糖尿病や血圧の薬を飲み続けていて、人間ドックではいつも心臓関係でひっかかる。
そんな夫に昨日のワクチン接種の様子をラインで尋ねたら
「なんともないよ」
と返事が来ていたので安心していたら・・・
朝、ラインを見ると、夫からまさかのメッセージが届いていた。
❝夜中、悪寒と頭痛と環節痛で眠れなかった。ぶるぶる震えるほどの悪寒で、夜中に起きて1階にある体温計を取りに行ったけどめまいが酷くて止めた。たぶん熱が39度はあったと思う。絶不調❞
ラインのメッセージは朝、仕事中に見たので、『ええっ!』
としか返せなかったけど、夕方、父に晩御飯を届けて帰ってからもう一度「気分はどう?」とラインを送ってみた。
❝少し熱が下がったけど、37.8度 今日はクスリを飲んでもう寝ます❞
と返事が来た。
まだビールも飲んでなかったし、様子を見に帰ろうと思えば帰れないことはない。帰った方がいいだろうかと、チラッと思ったが、
きっと様子を見に帰ったら、
「よく、旦那をほったらかしにできるね!
僕に何かあっても、気づかずにほったらかしにされて、僕が○んでてもわからんのじゃない?○んでもええとでも思っとるんじゃない?」
心配して帰っても、そんなことを言われたら、(やっぱり帰らなきゃあ良かった)
と思うだろう。
こんなことを考える自分も嫌になるけど、人格が2人の夫については、絶えず2通りのことを考えておかなくてはならない。
ラインは証拠として残るが、家の中、誰もいないところで、吐かれた暴言には何の証拠も残らない。
意外に
「ありがとう」
と言ってくれるかも知れない。
休日の朝はいつもゆっくり寝ているが、明日は少し早めに起きて夫の様子を見て来ようかなと思う。
正直、今亡くなられても、モラハラ犬タロのめんどうはとても見られないし、娘の結婚も控えている。
喪中になるなどしたら式も遠退いてしまうだろうし、それは娘も彼氏もがっかりするだろう。
定年してからまた夫のいる自宅に戻って一緒に暮らすなんて、とても考えられないが、天寿を全うするには、まだ早すぎるかなと・・・
もしもの時に自分がどんな気持ちになるのか想像ができない。
母が亡くなった時には正直、ほっとした。
嫌なことを言われることもないし、あらゆるトラブルを聞くこともない。
心底安心した。
ただ傍で涙を流して落ち込む父を見ると、なんとか父には残りの人生を幸福なものにしたいと、それだけを願った。