自宅に晩御飯を作りに帰ってきました。
週末恒例行事。
タッパーウェアをたくさん持って行って息子と私と、そして明日、父に持って行く3人分を持って帰ってきました。
お腹を空かせた息子と早速、晩御飯です
大きな牡蠣があったので牡蠣フライ、ポテトサラダ、烏賊の煮付け、筑前煮、わかめとお豆腐のお味噌汁、げんちょうと言う魚を煮付けにしましたが、これは持って帰れず。
こんなもんだったかな、滞在時間2時間、忙しかった割にはこんくらいのメニュー。
夫は9月末で嘱託の仕事を止めてずっと自宅で過ごしている。
熱帯魚の世話、モラハラ犬タロの世話、そして趣味の釣り、最近は、韓流ドラマにはまっている様子。
止めてから2ヶ月、そろそろ退屈になってきたのだろう。
私に話す内容が、やたら
『家に戻ってきたら?』
的な話になる。
「こんな近いところ住んでいて、高い家賃を払って勿体ない、家から通えばいいじゃないか」
「朝早いし、昼も帰って横になれるから、定年まで勤めようと思ったら今の方がいいんよ」
夫がもっと協力的で、作った料理を「美味しい」と言って食べてくれたら、怒鳴ったり威嚇したりせずに思いやりを持って接してくれたら、私はアパートに引っ越してくる必要などなかった。
言ってもわからない。
自分は思いやりがあって優しい夫と思っている。
「僕なんか1時間かけて通勤してたのに、何、言ってるんだ・・・まあ、おじいちゃんの年金が入ってくるうちはいいけど、入って来なくなったら、帰ってこいよ、お金が勿体ない」
「まあ、しっかり働いて、2000 万円貯めたら帰ってくるわ、老後資金がないからね笑」
そう笑って受け流しておいた。
けれど、本当にそう。
今は父がいてくれるから、年金も入り、足らない時には、そこから賄うことができるが、父がいなくなったら、そういう訳にはいかない。
自宅に帰って1日中、夫の嫌味と暴言に死ぬまで堪え抜いて行かなければならないのだ。
傍目に『仲の良さそうな夫婦』なのに、夫の頭を鈍器で殴った、や首を締めたなど、老夫婦の物騒な事件が相次いでいる。
定年過ぎても、「定年が70歳まで伸びた」とか何とか言って、なるべく夫と離れたまま暮らしたい。
離れて、週末に一緒に食事するくらいがちょうどいい。
「この辺が、痛いんだよ」
そう言ってお腹を押さえた。
「腎臓が腫れてるって前言われた」
「ええ〜病院に行って診てもらい」
「僕が具合悪くなって急に倒れても、別に暮らしてたら、わかんないじゃないか」
「そうよね」
『もし病気になったら』
『家賃が無駄』
そんなことを言い、私が家に戻るように言ってくる。
夫の顔色を見なくて良くなった今の自由な暮らしを守りたい。
自分を守れるのは自分だけ。
夫にとって私はただ便利の良い使用人。
「お父さんが生きてるうちはええけどな、亡くなったら、それこそ、実家を片付けろなんて言い出すよ」
職場の経験豊富な70才のおばさんが、そう諭してくれた。
たぶんそうだろうなと私も思う。