あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

まるで別人格なモラハラ夫


あんなに怒鳴った後だから、我がモラハラ夫も、しばらく顔も見たくないだろうと思っているだろうと思っていたのに、新幹線の駅まで『迎えにきて』と共にいつものかわいい犬のスタンプが来たからびっくりした。

 

わけがわからない、混乱する。

 

行きたくはなかった。

タクシーで帰ればとLINEを送ろうかなと思ったが、とりあえず迎えに行くことにした。

 

昨夜、ブログを読んでくれてるママ友が「刺されるんじゃないかと思って」と心配してくれた。

 

胃がシクシク痛むし胸が締め付けられそうになり、じわっ〜と冷や汗がでてきた。

嫌だなあと思いながら、早めに新幹線の駅に着くと、「刺される」と言うワードが気になりはじめ、(座席の後ろから刺されたらどうしよう、娘の結婚の前に・・・)

そんな思いが頭をかすめて、首を守るような何かないか、車の中を探し始めた。

と言っても何も見当たらず、手っ取り早くサイドブレーキの側に置いてあったアームカバー2本の端をしっかり括って首に巻いた。

手を組み、ご先祖さまに「何も起こりませんように」と必死に祈った。

 

夫の姿が見えた。

車に乗り込むなり、怒鳴り散らすのではなかろうか・・・

そんな心配をよそに、夫はとっても機嫌よく車に乗り込んできた。

何かご機嫌になる話題をしなければ・・・

「お母さん元気だった?」

「まあ、元気だったけど、痴呆がすすんでるよね~」

 

義兄さんの家にお邪魔して釣った魚をつまみにしてお酒を飲んだらしい。義姉さんと談笑したり、お洒落なレストランに食事に行ったりと、とても楽しかったみたいだ。

笑いを交え終始ご機嫌な雰囲気で、一昨日電話の向こうで怒鳴り散らした夫とはまるで別人だった。

怒鳴り散らしたことも忘れてるんじゃないかと思うほどだった。

長く夫と生活する間にも、怒り沸点が低く、恐ろしく喚き散らしたかと思うと、その後で、何事もなかったかのように静かに収まることの繰り返しだった。

 

何でこんなことくらいで怒鳴り散らすんだろうかと、何日か後で夫に聞いてみると、怒ったこと事態、きれいに忘れていることもあった。

本当に忘れたのかと、何度も聞き返すと急に不機嫌になり、

「おまえはそんなことをいつまでも根に持って、性格が悪いんだよっ!」

と吐き捨てた。

 

何が夫を不機嫌にさせたのだろう。理由のわからないまま、普段の生活に戻る。

(たまたま機嫌が悪かったのかな)

次からは怒らせないようにしよう・・・

そうしてだんだんと夫の顔色を窺うようになってしまった。

 

優しくておおらかな穏やかな夫。

結婚しようと思ったのは夫のそんなところに惹かれたからだったが、夫は食卓に出ていたドレッシングの量が少ないと、そんな些細な事で不機嫌になった。

「そんなに少なくはないよ、家族みんなで少しずつかけたら」

そう伝えた。

気になりながら食べようとしていると、長男のひと言が激高の引き金となった。

「お父さん、かけすぎなんだよ、少ないんだからみんなでわけないと」

そうすると、夫は突然、箸をテーブルに打ち付けて椅子から立ち上がると隣に座っていた長男の胸ぐらを掴み

「今何て言ったかっこの野郎!」と怒鳴り声をあげた。

たかがドレッシングの量くらいでこんな風になるだろうか。

突然の激高にびっくりした長男はその手を振り払い2階に駆け上がると、夫もその後を追った。

2階で怒号が響いたが、それきり夫は降りて来なかった。

長男が降りてくると、わけのわからない父親の姿に錯乱した。

「あの人、どうした?何かあった?」

と、私に尋ねた。

長男が中学2年生の時だった。

 

酒癖かと思ったが、まだ食べる前で、お酒も入ってなかった。

 

たまたま機嫌の悪い時はある。

あるけれど、夫の様子は違っていた。

5年前に『モラルハラスメント』と言う言葉を知り、(これだ)全てに納得がいった。

 

自宅に到着すると、「おじいちゃんにあげてね」と、名物のおまんじゅうをくれた。

「タロが待ってるから撫でてあげてね~」

「そうやね~」

と、車から降りて玄関に入って行った。

 

何事もなく、ほっ〜と胸を撫でおろした。

アパートについて車を降りた時に、何か足元に落ちた。

見ると首に縛っていたアームカバーがはらりと落ちていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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