あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

「お父さんはまるで3歳児だ!」


 

息子が今日、明日中にアパートにやってくる予定。

今日はこの前 アマゾンで注文していた荷物が届く。

北側の部屋には、私がメルカリで買った桐タンスが2つ置いてあるだけで照明もない。

どうやら静かな北側の部屋を気に入ったらしく、ここが息子の部屋になりそう。

照明やら、簡易的なソファやら届くらしいが、特にこれだけは買い替えてもらいたい、と頼んだものがある。

それは、息子の下着や靴下。

 

自宅の洗濯機で洗濯すると付着する微粒子の黒い粉が嫌で嫌で、引っ越しの時に新しい洗濯機を購入したのだ。

自宅で洗濯したものをそのまま持ってきたら、また新しい洗濯機に黒い粉が詰まらないとも限らない。洗濯物も黒っぽくなる。

 

そこだけはどうしても譲れず、下着や靴下の類いを全部買い替えてもらいたいとお願いしたのだ。

息子も黒っぽく臭くなる衛生的でない洗濯物にストレスを感じていたようで、快諾してくれた。

 

ここに来たとき、洗面所で手を洗いながら放った息子のひとことが螺旋階段を昇り降りする生活からポンと明るい光が射し込む出口へと私の背中を押してくれた。

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それは、

「お父さんはまるで3歳児だよ!」

 

名の通った企業の管理職として長く働いているお父さんも、「家では子供みたいよ」とはよくママ友の世間話しで聞く話しではある。

我がモラハラ夫も「幼稚園児みたいよ~」と言っても、ママ友の前で見せる物腰の柔らかい落ちつき払った態度からは、想像つかないどころか、そんな私の愚痴さえも、夫の新たな魅力として備わってしまうようなところがあった。

 

激昂の引き金になりかねない夫の気にいらない話題や物事を忖度しながら生活してきた。

ただただ一方的な言われ方に疲弊して相談したお姑からも

「仕事が大変で疲れているのよ、もっと思いやりをもってあげてよ」

と言われるだけで、一緒に楽しく暮らしたいと購入した一戸建ての家で、私は言い知れぬ孤独を感じたものだ。

 

悩んでいる暇などなかった。

4人の子供達の世話、夫を怒らせないようにする夕食の準備。

私の思いが伝わらないことにジレンマを感じながらも、なんとか毒矢や手榴弾をかわしながらやってきた。それより何より1番辛かったのは理解者がいなかったことだ。

 

ところが今、私は夫から離れたことで孤独から解放された。

おかしな話しだ。一緒にいるのに孤独を感じ、離れて暮らして孤独から解放されているなんて。

子供達には仲の良い家族、仲の良い夫婦と受け止めてもらいたいと辛抱や我慢をしてきたが、息子はもうずっと前から、そのぎこちなさに気がついていたと言うことだ。

 

甥っ子も義姉もお姑も舅も、そして夫も私の母も、大事なのは自分の気持ち。

 

幼い頃の療育課程で、教えられるべき他者への思いやりや共感、躾は、裕福な家庭環境で我慢しなくても何でも手に入り、周りの人間が自分に合わせるのが当然のこととインプットされたのかも知れない。

 

夫は実家に帰るととても楽しそうだ。

モラハラ人間はモラハラ人間の集まりの中で生活していけばいいのにと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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