配偶者との暮らしで、不安になることはどんなことだろう。
✦お金がないこと
これは1番にあげられることかも知れないですね。
生活を共にするのに、明日がわからないような暮らしでは不安ばかりです。
例えば、夫がすごい金遣いが荒いとか、ギャンブル好きだとか、あと、コロコロ転職するとか、困りますね
✦暴力を振るう
昭和の時代には多かったんじゃないでしょうかね
女は男の従属物で、口答えしたり、歯向かったりすると、容赦なく、殴られたり叩かれたり。
力の弱い女の人に暴力を振るうなんて最低ですね
✦女癖が悪い
結婚しているのに、次々と女遊びする人とは、ひとつ屋根の下で暮らすのに、信頼感を持てる訳がありません。
我がモラハラ夫は現役時代は高収入で、賞与が出ると自分用に30万ほど、お小遣いをもって行く他には、全て家計に入れてました。
それでも子供が4人でうち3人は高校から私立でしたから、あまり余裕はありませんでしたけどね。
他人様より収入が良かったので、明日をも知れぬ生活に困ることはなかったです。
ギャンブルもしなかったし。
女癖はあったかも知れません。もともとモテるタイプではないから、出張先や飲み屋さんでバレないように上手にやってたんじゃないでしょうか。
それも家族の生活のためならと、「目をつぶるのよ」とは、お姑さんからのアドバイスでした。
外から見ると優しく子煩悩な、よく働く高収入の旦那さん。
そんなイメージだったかも知れません。
私もそんなもの、と思おうと努力してきました。
だけれど、今考えると、いつも不安定な気持ちだったんですよね。
生活には困らないのに。
『モラハラ夫』とわかってから、やってくる蓄積期、爆発期、ハネムーン期というサイクルを知ることになり、いつも二律背反する2つの人格があると感じました。
今は理解できているし、一緒に住んでないので、直接、脅かされることもないけど、
突然、激高したり、子供みたいな言動をとったり、優しいかと思えば、恐ろしく怒ってみたり、そんな夫との暮らしは、不安定そのものだったのです。
他愛もないテレビやよもやま話の他、大事だと思う話は会話が成り立たず、自分に不利益と思うことは丸投げ、それは段々と酷くなりました。
モラハラ人間と暮らしている人はわかると思いますが、この先の未来、共感性が欠如しているモラハラ人間とは分かり合うことはないのです。
それよりもその先に待っているのは最後に背負わされること。モラハラ人間は最後に何かとんでもないものを背負わせるために、ターゲットを見えない鎖で繋いでおくのです。それは愛情があるからではありません。
本人が無自覚なので、どうにもなりません。
「家を売って帰ろうかなあ」
と言っていたモラハラ夫に、一応、私の意見は伝えておきましたが、思考回路が普通の人と違うのがモラハラ人間です。
相手が困るだろうとか、相手には恩があるとか、そんなことは考えません。
利用価値があるか、ないか、です。
夫にとって、まだ私は、利用価値が残っています。
それは実家の片付けをすること。
今は家の片付けを業者に頼むのも大金が発生しますから、できる限りお金をかけたくないと考えているでしょう。
家を売れば、私は定年後に住むところを失い、止む無く夫の実家に戻らざるを得なくなるかも知れません。
待っているのはお姑の世話と実家の片付け。お姑にはお世話になったので、できる限りのことはしたいと思っていますが、それは夫の協力があってのこと。
考えたくはないけど、家を売るということはそういうことです。
そんな腹の探り合いも、夫との生活が不安定だったことのひとつです。