あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

8ヶ月過ぎた今もなお


夕方になり窓を開けると、昼間の暑さが嘘のような涼しい風が通り抜けて行った。

息子のカッターシャツにアイロンをかけながら、ふと顔を見上げるとドレッサーの鏡に映った西の空が茜色に染まっている。

ヒグラシと鈴虫の鳴き声に、(ああ、あれからこんなに月日が過ぎたんだなあ)と感慨深くなった。

あの時、(これしかない!)と逃げるようにして出てきたモラハラ夫のいる自宅。

何かとんでもないことをしでかしているような罪悪感と、子供達へ申し訳なさ、そしてこれから先どうなって行くんだろうという不安と・・・。

電気もカーテンもついてない真冬のアパートの部屋で天井を見上げ、漠然とした不安とまた安堵感が入り交じった心持ちでいた私。

「私は運がいい!きっと良くなる」

そう口に出して何度自分を励ましたことだろう。

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あれから8ヶ月が経った。

しばらく夫と2人で暮らしていた息子も、

「やっぱり無理」とアパートへ越してきた。

これが普通の感覚だ。

やっぱり夫とは暮らせない。そう思っていたのが、私だけでなく、息子も感じていたということ。

アパートに引っ越してきて最初に食べた鍋焼うどんの美味しさに思わず涙した。

美味しい物を美味しいと思いながら食べること。

こんな普通のことが毎晩 異常な戦闘のようだった。

モラハラ夫との食事が終わると心身共に疲れた。

それでも、(もう少し頑張れば・・・)(ここを乗りこえさえすれば・・・)

身体が壊れていくようだった。


8ヶ月経った今でも、仕事をしていない時間はいつ、どんなタイミングでモラハラ夫が奇襲をかけてくるか・・・一緒に住んでないのに、まだ時々、そんなモラハラ夫の影に怯えている。


この間の電話代のこと。

これは序の口。モラハラ夫は私が経済的に締め付けられると困ることをよく知っている。

次に何がくるか・・・

モラハラ夫から離れてやっとアパートで暮らし始めたのに、未だ仕込まれた地雷探しに頭を悩ませる。




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