今日は大安吉日。
息子が買ってくれた靴も初下し。
新しく買ったものは、お天気の良い大安吉日の日に下ろすように決めています。
そして今日は娘とお付き合いしている彼氏ちゃんが
「正式にご挨拶しに来ます」
と宣言した日。
そんなに丁寧にしてもらわなくても、仲良くしてくれればそれでいい、と思っていたのだけど、やっぱりそこは男のけじめ、みたいなのがあって、きちんと正装で訪れた彼氏。
こんなに明るくて素直な人と一緒にいられるなんて、娘は幸せだなあ・・・結婚してみないとわからんけど。
「末永くよろしくお願いしますね」
とお伝えした。
見るからに尻の下に敷かれそうだけど、きっとその方がいい。
堅苦しい挨拶はそこそこに、ケーキとコーヒーで談笑。
兄弟の話になった。
「今日は○○君は出かけとるんすか」
○○君とはアパートで同居している息子のこと。
午前中、出てくる時にはまだ寝てたので、
「まだ寝とったけどね」
・・・・とこう言った時に(ああ(-_-;))しまったと。
夫と離れてアパート暮らしをしている事実を、娘はまだ伝えてなかった。
いつか言わないといけないと思いながら、仲の良い家族で育った彼氏に何て言ったらいいのか、きっと悩んでずっと言い出せなかったのだろう。
それはいつかは彼氏に事実を伝えなければならない大きな関門だった。
別居していても、見た目ごく普通な夫婦としてお喋りする私達のことを、彼氏さんは普通の夫婦と思っていただろう。
それなのに、奥さんはアパート暮らし。
このへんちくりんな事実をどう伝えるのか
「まだ寝とったけどね」
「えっ?」
そう言って彼氏さんは2階を指さした。
そこで、間髪入れず
「あっ、私ねえ、平日は職場のすぐ傍にアパートを借りてそこから出勤してるんよ、ほら、コロナだし、お父さん、糖尿病たしね、悩むとこだったけどね、定年まで働かんといけんし」
「あーーーそうなんすか、知らなかったなあ」
(言ってないもん)
夫にもご近所さんにもそう伝えている。
知ってる人は知っている。
私だけじゃなく、息子まで家を出てきた。
素直な彼氏さんは私の言葉をそのまま受け取って疑ってなかった。
娘が結婚するまでは、我慢して暮らそうと思っていた。でも無理だった。
娘には申し訳ない。
「合わせようってずっと努力もしてきたんだけどさ、無理だったんよ」
そう、大学生の息子に話した時、
「はなから合わそうと思わんでよくない?合わないもんを」
そう言われた時には少し安心した。
もともとフィールドの違う、価値観の違う人と結婚してしまったんだと思う。
モラハラ夫やDV夫の加害者はみな同じことを言っているから・・・私だけじゃない。
でも、娘にはこんな気苦労はさせたくないかな。