昨年末にアパートに越してきた。
お友達には伝えた。理由もそれなりに伝えておいた。
難しい夫と思いながらも、世間一般的には頭も低くく、物腰の柔らかいご主人様、ということになっているし、嫁入り前の娘もいることと、努力もしてきたし、辛抱もしてきたけど、限界を感じて家を出てきた。
モラハラを受けている人が、ある日いきなり家を出たり、離婚したりするのは、『話しが通じない人だから』
という理由だそうだ。
全く私もその通り。
今までも、自分の思いや意見を伝えたところで、夫の意に反した意見や、考えが違うと真っ向から否定するだけ。
弁が立つのに会話ができない。
日本語喋ってるのに、通じない。
それでも、今までなんとか、上手に切り抜けてきたから、これから先もできると思っていたが、経済力のない私に
「おまえが学費を払えっ!」
はないだろう。
早くに気がついていたら、もっと人生は楽しく違ったものになっていたかも知れない。
いや、4人の子供のおかげで結構楽しく過ごしたが、今からはもう、自分のことを考えていきたい。
モラハラとマネハラはひとセット。
経済的な締め付けによってつなぎ止めて、どこにも逃げられないようにするのは、モラハラ人間の常套手段。
あの時、夫に急かされて派遣社員として働きはじめたが、もし、そうしてなければ、私は夫がモラハラ人間と知らないまま、ずっと精神DVを受けながら、普通の思考ができないようになっていたかも知れない。
仕事をしていたから家も出られた。
派遣社員と言っても一応正社員、アパートの家賃も補助が出て、これで、息子の仕送りが終わったら、少し余裕が出てくるかも知れないと思う。
アパートに引っ越してきたので、夫との共通の知り合い以外には、来年から年賀状を送るのを止めようと思う。『止めます』を伝えるためにクリスマスカードを送ることにした。
郵便局に行ったらこんな切手を見つけた。
クリスマスカードを送るのにちょうどいいかなと、買ってきた。クリスマスカードはメルカリで。
夫とはこれからも、普通な夫婦のように過ごす。
私が家を出たのに、夫は至って普通だ。
奥さんの好きなようにさせているおおらかな夫、たぶんそう思っているし、そう思わせておく。
だって、今までだって私の思いや願いは伝わらなかったから。
「学費はおまえが払えっ!」
等など、そんな暴言を吐いたこともすべて忘れている。