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母からモラハラを受けていた私が支えられた場所


家では、単身赴任で父親不在の期間が長く、たまに帰ってきたときくらいは、楽しそうに家族みたいに晩御飯も囲んだが、また仕事に行ってしまうと、母は期待を懸けている兄とばかりお喋りし、2人の中に入ろうと、話しかけても、母はめんどくさそうに、じろりとこちらを見るだけで、学校生活に必要な最低限の会話しかしなくなった。


そんなときに訪ねた教会は私にとって何よりもの心の拠り所となった。

たくさんの穏やかな人達。
志しの高い他の学校の男子生徒。また、可愛い幼稚園児や小学生。
学校で合う先生方も、教会では、また違ったいち面が見られて、それまではなんとなく苦手だったのに仲良しになれる先生もいた。



春のイースターには茹でた卵にサインペンで模様を描き、近くの公園に隠して、ゆで卵をみつけるイベントをしたし、
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夏にはみんなでキャンプをした。

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私の家では外泊は禁止だったけど、教会の行事なら、お許しがでた。
それに、わずかなお小遣いしかもたされてなかったので、友達に誘われてもついて行けずに断ることが多かったが、教会の行事は、持っていくのは献金くらいで、お金がかからなかったのも良かった。

秋にはバザー

これがまた楽しかった~
古い木造建築の教会、でも、床はいつも教会員の人の掃除でピカピカに磨かれて、ロフトみたいな2階からは、1階の礼拝堂がまた、違う印象で見えた。

その2階部分を、喫茶コーナーに。
コーヒーにうるさい男子生徒が豆から挽いてサイフォンでコーヒーを入れる。
コーヒーの薫りが礼拝堂に充満する

「ああ、いい匂いだね」

1階でバザーの準備をしていたみんなが口々にそう言った。

出されるのは、みんなが作ってきた手作りのパウンドケーキや、プリン
みんな上手

2階の窓は、綺麗な色のセロハンを黒いビニルテープで貼りつけてステンドグラスみたいにして、雰囲気を出した。

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2階の踊り場から上へ繋がる細い階段を上がると、そこはたった三畳ほどのたたみのスペース。
小さな小さな窓がついていた。

外から見ると、ちょうど屋根のてっぺんに立っている十字架がある高いところ。
細ながくなっていたのは、この三畳のお部屋のところ。

牧師先生が
「あすみちゃん、お茶しとるって聞いたよ 良かったらお茶席にしてみない?」

茶道部なのを聞いてきた牧師先生がそう提案。

たった三畳だけど、せっかくのバザーで遊ばせておくのはもったいないと、お道具も教会員の持ちよりで、もう一人の友達と一緒にお茶席をひらくことにした。
洗い物を1階まで持って行かなくてはならならず、階段の昇り降りが大変だったけど、やりきった感があった。
売り上げ、すべて合わせて毎年30万円を超え、一部子供の施設や老人ホームなどに寄付をした。

冬は何と言ってもクリスマス礼拝。

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基督教会の1番の行事だ。
クリスマス礼拝のあとは、みんなで食事会を持つ。
讃美歌を歌ったり、ゲームをしたり・・・

24日のクリスマスイブには、キャロリングで、教会の人達のお家に行ってみんなで聖歌を歌う。

冬場は門限5時の決まりでも、教会の行事だったら遅くなっても平気だった。


そして何よりも、日曜日の礼拝で、聖書の言葉にふれることにより、とても癒されていた。






*あすみがパンドラの箱を開けるまであと10話








 

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