あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

モラハラ夫に激白


痺れを切らして、不動産屋さんに電話をかけたら「まだ2.3日かかります」との返事。あんまり切羽詰まって伝えるのも、不自然、夫にアパート暮らしのことを伝えるなら今晩しかない。


週末の今晩。


『今日、言おうと思うけど、家でご飯食べる?』

息子にあらかじめLINEを送っておいた。

『家で食べるよ』

『よろしくね』


夫がお風呂に入っている間に息子が帰宅した。

「明るい調子で言った方がいいよ」

「わかった」



明るい調子と言っても、夫にはモラハラに堪えられないとは伝えられない。

『5年半、立ち仕事をしてきて、体力的に、定年まで、家事と仕事の両立が無理』

と、頭の中でそれらしい理由を何度も唱えながら、明るい調子で練習してみたり、少し疲れてる風に言ってみたり・・・。



夫にたったこれだけのことを伝えるのに、考えるだけで、心臓がバクバクして、脳が締め付けられそうになった。

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焼いた餃子を大皿に出し、食べはじめた時に、

「2人には申し訳ないんだけど・・・」

横にいた夫はこちらを睨んだように見えてドキッとした。

あらかじめ、息子には伝えている。


「やっぱり、このまま定年まで家事と仕事を続けるには無理があるなと考えて、いろいろ考えて、近くのアパートを借りようと思うんだけど・・・」

夫は何を言い出すんだとでも言うように

「はあ?今?」

と聞いた。


もともと私は、夫から「学費がかかるのに早く働けよ」と言われるまで、働く気などなかったのだ。

夫に促されるまま、50を過ぎて本気の職探しで、やっと見つけた職場。

早く行って鍵を空けるのが主な仕事。あとは精算レジの補助。仕事は楽しかったが、協力すると言った夫は「おまえは鍵を空けるしか能がないだろう」

と馬鹿にして、なおかつ定年を目前にして会社を辞めてしまった。


疲れていても「俺の方が疲れている」と結局、それまでの家事労働に仕事が加わっただけで、相変わらず食事の文句と、生活は何も変わらなかった。


こんな生活がしたかったのかと、始めた家の片付けで、とにかく夫と離れなければ壊れてしまうと、漠然とアパートで暮らしたいと思い始めたのだった。



モラハラ夫はハネムーン期なのか、息子がいたからか、ビールを飲みながら、ひととおり話しを聞いて、「まあ、そうしたければしたら」と言った。


案外、あっさりで、いろいろ考え過ぎていたために頭が痛かったが、拍子抜けした。これで、第一関門は突破した。

アパートで独り暮らしをすれば、夫の重箱の隅をつつくような嫌味の応酬から逃れてゆっくり自分のペースで生活することができる。


息子も「それは困ったなあ・・・困ったけど仕方ないよ、あとはご飯をどうするかだけどね~」

そう言って合わせてくれた。


息子も上手に折をみて、一緒にアパートで暮らすつもり。

ただすぐにと言うと、また夫が逆上するかも知れないので、様子を見ながらになる。



「夕飯は買ってくればいいとして・・・洗濯はどうするんだ、週末帰ってきて洗濯してくれるのか」


「全自動だからボタン押すだけよ」


何もかも奥さん任せで文句を言うだけの夫。


あっさり認めたのは、実際に自分が生活のために何をしなければならないのか、わかってないからじゃないかと思う。



何はともあれ、アパートの独り暮らしの実現は、モラハラ夫との今後に向けて大きな一歩を踏み出したと言える。


胸の奥にずっと重石を抱えていたようだったが、少し軽くなった。





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