あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

モラハラ夫との食事はまるで修行のようだった


息子は私の作る物に文句も言わないし、「んっま!」って食べてくれるけど、ひとりで食べる時には全然感じなかったのに、もうすぐ誰かがやってきて一緒に『食べる』と思うと、今までの習慣からか、何か、心臓がバクバクした。


(今日は大丈夫だろうか)

(今日は何にも言われないだろうか)

(料理の組み合わせは大丈夫だろうか)

(盛り方はいいだろうか)


もう、何にも心配することはないのに、何にも言われないのに。


毎日、お夕飯時になると、私はこんなに緊張していたんだと思う。


もう、最近ではあんまりなかったが、いや、あっても、私がスルーできるようになっただけかも知れない。


夫との食事は本当に修行のようだった。


とにかく、目の前のものが気に入らなければいきなり怒りだした。

例えば、アサリのお味噌汁。


まだ長男が幼稚園にもいってない頃、幼い兄弟に食べさせるだけでも、ひと苦労だった。


それなのにアサリのお味噌汁を出した時、隣に座っていた長男のお椀と自分のお椀を見て夫は急に激高した。

「何か!こっちの方がアサリの数が多いじゃないかっ!!」


取り分ける時にはそうやって数にこだわり怒ることが多かったので、アサリのお味噌汁もちゃんと数を数えて入れたはず。

「数えて入れたよ!」

「嘘をつけっ!」

「嘘じゃないよ、アサリの数数えて入れたよ」

「殻の数を数えたらわかることだからなっ!」


夫は怒り狂って、テーブルの上に自分のお椀に入ったアサリの殻を出して並べた。

「ほれみろや!こっちが8つで俺のが7つじゃないか!嘘つき!」


そういって箸をパーンとうちつけると、立ち上がって向こうの部屋の扉をバーンと音をたてて扉を閉めきったまま出て来なかった。


お椀の中のアサリは殻はひとつ少なかったが、ちゃんとお椀の汁の底にアサリの身があった。

殻から外れたのだろう。


大きな声で、子供達が動揺したが、

「なんなんよね~~~」と笑ってその場をしのいだ。


あるときには太刀魚のバター焼きをだしたときだった。

「ああああ~~~!」

「何?何?」

「そっちが腹やないかっ!」


細長い身の太刀魚。

3切れのものを2パック買ってきた。

フライパンでバター焼きにしたんだと思う。


細長い魚ゆえに、よく見ないと大きさがわからない。


たぶん子供の方に身がたくさんついていた部位が行っていたのだろう。


それでも、いい大人なんだから、大きな声を出さなくても、「ぼく、こっちがいいな」と言ってお皿をかえっこすれば良いだけの話だと思ったが、とにかく、食事の時には私のミスをみつけては怒り狂った。


(今日はどんなことを言われるだろう)

(今日は何もないはず)


子育てよりも、毎晩の食事の献立で頭がいっぱいになった。

当時つけていた日記にも、角の方に夕飯のメニューを羅列したページがいっぱいだった。


「こんなことくらいで、すごく怒るんですよ!」


と姑に電話をすれば、受話器の向こうで、

「怒らせるあすみさんが悪いわ」


そう言われた。


毎日の食事が本当に憂鬱だった。

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現役の時には出張や飲み会も多く、週の半分は子供達と自分だけだったので、本当に気持ちが楽だった。


「文句を言いながら御飯を食べるんですよ」

と姑に言えば

「あら、いいじゃない、文句くらい

言わせてあげてちょうだいな」



お姑や舅はどんな風に夫を育てたのだろうか。



私の実家では、

「今でも戦争でご飯を食べられない人がたくさんいるんだ、食べものに文句を言ってはならない」

と、父からよく話を聞かされていた。




今でも、こうして息子が来るとわかると、「んっま!」と食べてくれるのに、心臓がバクバクした。



夫は気分屋、もう、自分がそんなことを言ったことは綺麗さっぱり忘れている。

「昔、こんなことを言われて嫌だった」

と言えば、

「そんな昔のことを今になって言うなんておまえは本当に性格が悪い奴やのお」


そう言われるのがオチだった。



今度、生まれかわって結婚する時には

「美味しいね」

と感謝して平和にご飯を食べられる相手と結婚したいと願っている。







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