一昨日、息子の買い物について行ったら、正社員として働いているママ友が接客してくれた。
やっぱり子供が小さい時からずっと一緒にサッカーをして気心が知れている。
来年卒業する大学生があとひとり。
3人の息子を持つこのお母さんも長い年月、本当に頑張ったよな~と思う。
仕事は楽しそうだったけど、夜が遅くなるらしい。
「ええっじゃあ、晩御飯が大変ね」
そう言ったら、
「晩御飯は最近、主人が作ってくれててね、私は週末だけなんよ(笑)洗い物とかも全部してくれる」
「えぇーっいいねえ、うちじゃあ考えられないわあ(笑)」
息子と2人して笑った。
ご主人は自営業でボーナスなどないからサラリーマンが羨ましいと、以前は言っていた。
「もう、来年で止めるつもりなの。住宅ローンも学費も終わるからね~もう、主人と家でゆっくりしたいわあ〜」
そっかあ
いいなあ、私も住宅ローンも学費も終わったのに、ゆったり過ごす居心地のいい家がない。
現役時代の収入が良かったので、老後2人で過ごすだけの年金はあるのに、夫とは暮らせない。
仕事は朝早いけど、夫から離れてのアパート暮らしは本当に楽。
晩御飯の買い物に頭を悩ませなくてもいいし、部屋の掃除も好きな時にできるし、好きな時にソファで横になれる。
ただ、それが自宅じゃないというだけのこと。
借り上げ社宅が狭いせいで暮らしづらいんだと思って、思いを込めて建てたマイホームだったのに、暮らしづらいのは、モラハラ夫のせいだったと、この年になるまで気がつかなかった。
モラハラ夫は協力なんてしない。私は使用人。
一緒にいると会話も噛み合わず、いつも顔色をうかがい、本当に疲れる人だった。
「晩御飯も洗い物も主人がしてくれる」
「仕事やめたら主人と家でゆっくりしたいわ」
結婚した相手によってこんなにも幸せの度合いが違うんだなあと。
私にはそんな未来は絶対にやって来ないんだろうなと、ママ友が羨ましかった。