昨日、ほしこさんのブログを見て、なんとも言えない悲愴感が襲ってきました。
ほしこさんの昨日の記事はこちら↓↓↓
25年連れそったご主人様から離婚を言い渡されたそうです。
長年、専業主婦だったほしこさんには経済力がありません。
ここは私と共通するところです。
「あんた、早く働かないと、俺たちの老後はないよっ!」
そう言われて50過ぎてのハローワーク通い。
何のスキルもない50才のおばさんなんか、どこも雇いたくないですよね。
募集があったのは、みんなが嫌がる介護の仕事とビル清掃。
椎間板ヘルニアの持病がある私は二の足を踏んでしまう仕事でした。
「介護かビル清掃しかないんだけど・・・」
とモラハラ夫に言うと
「選んでる暇はないんだよっ何でもいいから早く働かないとっ!」
そう言われてたまたま見つけて働きはじめたのが今の派遣社員の仕事でした。
仕事内容についてはうまく説明できない所があるのですが、簡単に言うと、
①早く行って鍵を開ける
②開店準備をする
③精算レジの補助
④簡単な事務作業
と言うところでしょうか。
1番重要なのは①の鍵を開ける、だと思います。
子育てしかしてこなかった私が働けるところは限られているのですが、ここに採用になったことで、後に人生が好転して行きました。本当に感謝しかないです。
あれだけ、「老後はないからねっ!」「何でもいいから働け」
と言われていたのに、夫は定年を待たずに翌年あっさりと会社を止めてしまいました。
わけわからん(怒)
翌年の3月にリクルートのナビで公的機関で働きはじめました。
給料は3分の1になりましたが、当時、大学生が2人、高校3年が1人いたので、恐ろしく学費と仕送りがかかったので、止めるわけには行きません。
とにかく自立させるまでは働かなくてはならないのです。
ところが嘱託で働きはじめた夫が働きはじめて2年目の夏、突然
「俺はもう仕事を止めるからなっ!」と言い出しました。
気でも狂ったかと思いました。
「学費はどうするの?生活もあるのに、全然足らないよ!」
「知るもんかっ!学費はお前が払え!夜も働けばいいじゃないか!ふあーふぁふぁふぁ!」
その顔は、夫と過ごすうちに見つけた別人格の夫の顔でした。
夫がモラハラである認識はしてたんです。
でも今までもうまくかわしてきたんです。
それは、4人の子供達をなんとか自立させなきゃあならない、そのために家庭というものを歪な型ながらずっとなんとか持ちこたえなければならないと言う変な責任感にくくりつけられていたんです。
でも、長年、専業主婦だった私には経済力がありませんでした。
ほしこさんもそうですが、離婚など考えたこともなく、家も貯金もすべて夫名義で、私もへそくりなどしたことありません。
母が亡くなったことで、たまたま私に遺産が入ってきたのを、夫は喜んでくれると思っていたのに、これこそが地雷となってしまったこと、これによってモラハラ夫の本性が明らかになったと言っていいでしょう。
それでも、おかしいですよね。
なんとか添い遂げなければならないと言う固定観念から逃れることができなかったんです。
末っ子が大学を卒業したら、今の仕事を止めて家で夫の身の周りのことや家事をしなければならないと本気で考えていたんです。
洗脳と言うのは怖いですね。
「やめたら家に戻ってずっと旦那さんと暮らすことになるじゃん?」
仲良しのママ友から言われた言葉です。
(本当にそうだわ)とぼんやり思いはじめました。そんな風だから、たぶん、ご先祖さま(?)が『早く目を覚ましなさい!」と教えてくれたんですかね
2020年はじめから骨折、歯が折れる、割れる、身体に障りがありました。
なんかの祟かと思いました。
それではじめたのが自宅の断捨離でした。
モラハラはマネハラとひとセットです。
マネハラとは経済的な締め付けです。
経済的な締め付けをすることにより、自分に依存させ、絶対的な服從を強いるのです。
その思考に『今まで、よくやってくれた』『恩がある』『労い』などの気持ちは全くありません。
これがモラハラの怖いところです。
気がついたら真綿で首を締められた状態でどうにもこうにもならなかった、という状態になってるんです。
私も、3人の弁護士さんに相談に行きましたが、熟年離婚は経済的な困窮を招いてしまうことからか、誰も賛成してくれませんでしたし、「証拠がない」と一刀両断でした。
これがカサンドラの惨めなところです。
夫もそうですが、高収入で社会的な地位がある、世間的には柔らかい物腰で頭の低い子煩悩な印象は、モラハラを受けている奥さんが声をあげられずに疲弊してしまうんです。
「あなたもいけなかったんじゃないの?」
「そんなこと夫婦にはよくあることよ」
何度言われたことでしょう。
被害者は夫で、加害者はモラハラを受けてる奥さんになるこの不可思議な構造。
私は証拠集めをはじめました。
とは言っても、夫と暮らしていくことに限界を感じていたので、自宅にいたのは2020年12月末までです。
それからは仕事先の近くにアパートを借りて自宅を飛び出しました。
最初は罪悪感や何やかやで落ち込むことが多かったのですが、離れたことで最近やっとまともな思考ができるようになりました。
離れることが1番の最善策であることは間違いありません。
ただ、それには経済的な自立が必須条件となります。
モラハラ夫が何か言ってくる時までに、経済力とひたすら証拠集めをすることにしました。
離婚を言い渡されたほしこさん、敏腕弁護士を見つけて自分らしい人生を歩んで欲しいです。
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