あすみとモラハラ夫との卒婚生活

モラハラ夫  卒婚生活 カサンドラ

「あなたは息子と結婚できて本当に幸せよ」と言われたら要注意


いつもモラハラ夫のことを相談しているママ友の息子さんが結婚すると言う。

 

息子さんは今年26歳、長男と同い年。お相手の方はひとつか、ふたつ、年上だったと思う。

 

「あらあ!良かったね!おめでとう!」

 

背が高くてイケメンの息子さん、朗らかで人当たりも良い。

お相手の写真も見せてもらったが、可愛いらしくて、でも、年上の雰囲気か、しっかりした感じがした。

 

「いやあ・・・大丈夫かなあと・・・」「大丈夫よ、何がいけないの、もう社会人で丸っと4年勤めて、経済的にも安定してるんだし」

 

と言うと

「飛馬くんがもし、結婚するって言ったらどお?」

 

ママ友の息子さんと同い年の長男のこと。

 

もし突然 長男が「結婚したいんだけど」

と言ったら・・・

 

思わず「・・・大丈夫かなあ・・・」

と呟いてしまった。

 

「ほらね、そう思うでしょ、相手の娘さんに、うちの息子でいいの?って聞いたよ」

 

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私が結婚する時に、お姑さんに言われたことは

「あなたは幸司と結婚できて、本当に幸せ者よ、幸司はとても優しくて思いやりのある子なの」

 

お母さんが1番身近な異性として傍にいたのだから仕方がないが、ほとんどの男性はマザコンらしい。

 

うちのモラハラ夫も、母親のことはいつも気にかけているし、ボーナスが出ればお小遣いをあげたり、どこか、旅行に連れて行ったりと、世で言う孝行息子には間違いない。

 

お姑が夫に接する態度を見ていると、夫の言いなりで、小さい頃からやりたい放題、好き放題で育てたんじゃないかなと思えてならない。

 

とにかく食べ物の好き嫌いが多くて、夫が「これ嫌い!」と言ったら、すぐに皿を引いて、他の物を作りなおしたそうだ。

まだ結婚して間もない時に

「大学に行ってからなのよ、何でも食べるようになったのは」

と、からからと笑って話してくれた。

 

「嫌い!」と言えば、他のものが出てききたと言う逸話は、私が長女を身ごもって、つわりに悩まされていた時のこと。

 

あまりの体調の悪さに、お姑が、旅行の帰りに当時、住んでいた社宅に寄ってくれて、片付けものなど、手伝ってくれた。

 

朝、夫の食事を作った。

トーストにコーヒー、サラダにハムエッグ、オレンジジュースもつけて、トレイに乗せて差しだしたら、夫は広げた新聞から横目に

 

「サンドイッチにしてくれ」

 

と、言ったからびっくりした。

立って作っている間も、悪阻で気持ち悪かったが、(もう、作りかえるなんて、考えられない・・・)

傍にいたお姑も、気持ち悪そうな私の姿を見ている。

 

普通の感覚なら

「具合悪いのに、作ってもらったものを黙って食べなさい!」

 

と言うだろうし、言って欲しかったが、

お姑はにっこり笑って

 

「サンドイッチを作ってあげて」

 

げ~~~っ!と正直思った。

「もう、私、作れないです。これ食べて」

そういうと、お姑は頭に血が上った様子で

 

「何よ!これくらいのこと!幸司がサンドイッチが食べたいって言ってるのに!」

 

そう言って、冷蔵庫を開けて、キャベツなど千切り、ウィンナを細切りにして炒めてパンに挟んでサンドイッチを作り、

「はい、幸ちゃん」

と差しだした。

 

あぜんとしたが、モラハラ夫にとっては普通のことだったんだと思う。

 

おからや白和えなどの夫の苦手なものがテーブルにあると、いきなり

「おまえは俺に喧嘩売っとるのかあ!」

 

と怒鳴られたこともある。

 

4人の子供達には食育として、唐揚げやカレーもいいけど、いろんな食べ物を食して欲しいと思うから、出したものなのに、夫は食卓に爆弾でも落としたかのようだった。

 

この時も翌日、お姑に電話して

「喧嘩売っとるのかあ!なんて言うんですよ!お母さん」

 

普通の感覚なら

「まあ!いい年して、子供達の手本にならなきゃいけないのに、好き嫌い言わないで、出されたものを感謝して食べなさい!」

 

と言いそうなものなのにお姑は

「まあ!あすみさん!駄目よ嫌いなモノをだしちゃあ、好物なものだけ出してあげて」

 

この時も、電話口で、開いた口が塞がらなかったが、「嫌だ!」「嫌い!」と言えば、すぐにお母さんは取り除いてやったんだと思う。

 

そして、何でも言うことを聞いてくれる母親が、理想の女性像となり、女性は言うことを何でも聞くものだとインプットされたのかも知れない。

 

夫は確かにお姑にとって自慢の孝行息子かも知れないが、そんな風に今まで来て誰も何も言われなかったんだろうか。

 

子育てには(あの時、もっとこうしてあげれば良かった)とか、(あの時こうしてたらもっと違ったかも)と後悔したり、いろいろ考える。

 

だから、他の境遇に育った、あかの他人と『結婚』となったら、(うまくやっていけるといいけど、大丈夫かなあ)と心配にもなる。

 

「あなたは飛馬と結婚できて、本当に幸せ者よ」とは、私は言わないだろう。

 

 

 

 

 

 

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