昨日、ニュースで耳を疑うような事件を見た。
老夫婦、76才の妻が83才の夫に馬乗りになり、喉仏をノコギリで切ったというのだ。
そして、意識が薄らいでいく夫の様子を2時間ずっと、馬乗りになったまま見ていたという。
動機を聞くと、76才の妻は夫からずっと暴力を振るわれたり、生活費をもらえなかったりしたという。
この事件に限らないが、近年、首を絞めたり、鈍器で殴るなど老夫婦の殺人事件が多い。
そして、夫が奥さんを殺すより、奥さんが夫を殺す方が圧倒的に多い。
そうなる前になんとかならなかったのかと思うが、気がついた時には働けない歳となり、自活する経済力もなく、仕方なく、DVをはたらく夫と我慢しながら生活をしなければならなくなったのだろう。
こんなニュースが出ると、どうだろう。
同情されるのが、殺した奥さんの方に集まるから不思議だ。
積年の辛抱や我慢の末の凶行、どんなに辛かっただろうかと、心中をお察しする。
ただ残された子供のことを思うと、複雑な気持ちになる。
何年間かは家族として生活したことがあるのに、父親は被害者、母親は殺人者となり、残り少ない人生を重荷を背負って生きていかなければならないなんて、惨い話だと思う。
奥さんの方に経済力さえあれば、違った選択があったかも知れない。
私も遺産が入った時に、離婚していれば、違っただろうか?
まだ3人の息子達が大学生・・・
いや、やっぱり無理だっただろうな
今はモラハラ夫から離れてアパート暮らし。
気持ちも体もとても楽になった。
体力が落ちてきて仕事を続けられるか心配になるが、また怒鳴り散らす夫との暮らしを考えると、なんとかこのままひとり暮らしを続け、子供達が帰省するときに、なに食わぬ顔をして家族っぽく過ごす方がいいだろうなあと思う。
今後も、こんな震撼とする事件が増えていくかも知れない。怖いけど。
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