あすみとモラハラ夫との13000日

毒親育ち モラハラ夫 エッセイブログ

モラハラ母のいた家 大人になってわかったこと


モラハラ母との回顧録を綴っています

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地区予選を勝ち抜いて長女のいたチームが全国大会へ出場したのは長女が高校2年生の時だった。

保護者家族みんなで、東京代々木体育館へ応援ツアー。といっても、地方からでは朝1番の飛行機に乗って応援を終えるとまた、飛行機に乗って帰ってくる強行軍だ。
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詳しい人にぞろぞろついていくだけで、どこを降りてどの私鉄に乗って、どう会場に着いたか、子供連れでもあってあまり覚えてないけれども、代々木体育館に近い原宿駅に降りた時、

賑やかに車や人が行き交う大きな道路が広がっているのを見て、しみじみ、(東京は都会だなあ)
と感じた。

「すごいね、なんだか・・・」
目の前に広がる緩やかで遠くまで続く街路樹のある広い坂道、
都会の人と車の多さにカルチャーショックを受けていた。
「ここが、表参道よ♪」

とママ友が教えてくれた。

表参道かあ・・・

高校の時に、仲の良かった友達が、表参道沿いの有名私立大学に通っていたときに、田舎から出てきて泊まりにきたことを思いだしたが、もう、昔のこと。
友達と歩いた道がこの表参道だったんだ。

と、あれから何年も経っているのに、ふとあの時のことを、思い出した。


それは母が代議士夫人の箱根の別荘に旅行へ行ったときのこと。
流行りのあみあげの靴を買ってきてとおねだりしたのに探し回ったあげくに買ってきたのは、普通なサンダルで、心底がっかりしたこと。


「せっかくここまで来たんだから、買いものして帰りたいよね?」

「もぉ(笑)小川さん~こんなとこ来たら、駐車場探すだけで1時間 かかるわあ」

そうか田舎と違う。道路沿いに車止めて パッと買い物なんてとても無理そうだ。

その時、急にあのときの母の言葉が蘇った


『探したよ、表参道から銀座三越から伊勢丹から、靴屋という靴屋は全部のぞいたけど、そんな靴なんかひとつも見なかったわ しょうがないからそれ買ってきたんよ』


目の前に広がる表参道を見ながら、本当にお母さんは靴を探したのかな・・・

この表参道を通って銀座の三越や伊勢丹に車を止めて買い物、ほんとにしたのかな・・・

だんだんとあの時のぼんやりとした負の感情が蘇ってきて、散らばった点と点がつながった。

お母さんは私の頼んだ靴なんか、探してはいなかったんだ。
あれは、バーベキューの材料を買いに行った時に隣にあった店のサンダルだ。

銀座のデパートで買ったというサンダルが、シャラシャラの薄茶色のビニル袋に入っているわけがない。
私も馬鹿だなあ


はじめから母は、私のサンダルなど買う気も探す気もなく、地元に帰ってきてから、急に思い出して駅裏の雑居ビルにあったあのコルク底のサンダルを間に合わせに買ってきたんだという思いは確信に変わって行った。

銀座のデパートで買ったなんか言わなきゃいいのに

同時に、もう何度も母にはがっかりさせられて、またかと「ふっ」と笑いがこみあがった。

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空欄でおいたままだった解答欄に十数年ぶりに正解を出した気分だった。