モラハラ人間を生み出すには、モラハラを行うようになった生育環境が強く関係していると感じています。
モラハラをしている本人には、まるでその自覚はないのです。
夫と暮らして本当にそれを感じていますが、同じようなことをお姑にも感じていました。
お姑には、実母はしなかった産後のお手伝い、家事や子供達の世話もしてもらって、足を向けては寝られないとご恩を感じています。
ママ友はそれを
「それはあなたの危機じゃなくて息子の危機を助けたいと思っただけよ」
と言われましたが、それにしても3度3度の食事や子供達の世話など、言葉にできない感謝の気持ちでいっぱいなんです。
どこの親もそうなのか、お姑だけがそうなのか、私は強烈な毒母の元で育てられたので、普通がわからないのですが、夫に何かあった時、夫が言ったこと、・・・そんな理不尽な・・・と思うようなことでも、必ず夫の肩を持ちます。母親ってそうなのですか?
例えば、私が約束の時間に迫られてこれから出かけようとしている時。
仕事でも、ママ友との約束でも、出かける前に私に考えさせることを言ったり
「出かける前に庭の雑草を全部抜いていけ!」
子供達がまだ幼稚園児だったと思います。子供達を着替えさせるだけでも大変なのに、もちろん、そんな着替えも手を出すことはなく、ただただ何が気に入らないのか、出かける前に言うのです。
「出かける前に庭の雑草を全部抜いていけ!」
「窓ガラスを全部拭いてからにして!」
忙しいのは見ていてわかるはず。普通は言わないですよね
でも、それをお姑に言うと
「その程度のことはみんなやってるけどね」
「そんなことあたりまえにやってるよ」
と必ず夫の肩を持つのです。
草取りや窓ガラスを拭くなんて作業は、5分やそこらで済むことではないですよね?それに『約束』の時間があるということは、他人様に迷惑をかけることにもなります。
『約束』の時間を守るということが私にとっての常識ですが、息子を思うお姑はそういう考えに至らないのでしょうか
お姑は旅行が好きであちらこちら子供達も一緒に遊びに行きました。
広い広い、お花の美しい植物園に行った時のこと。
子供達はまだ幼稚園児だったと思います。GWですごい人でした。
広い植物園も人の波で並んで少しずつ前に進むようなそんな状態でした。
綺麗な花をバックにみんな写真を撮ったりするので、そんな風だったかも知れません。
と、青々とした芝生のエリアに来た時でした。ここまで綺麗に剪定して芝生を整えるのはきっと手間がかかったことだろうなあと思いながら見ていた時でした。芝生には半円のループ状の柵がしてあり、傍には『芝生に入らないでください』と注意書きの立て札が立っています。
突然お姑がパッと柵をまたいで整えられた芝生の中に入り、
「幸ちゃん、写真撮って!」とポーズをとったのです。
突然のことで、私もびっくりして、何も言えなかったのですが、私達の後ろに並んでいた初老のご婦人が
「立ち入り禁止と書いてありますよ」
と嗜めるように静かに言うと、お姑は
「ちょっとだから」
と、えへへと笑いながら、特に悪いことをしたでもない風でした。
後ろからずっと並んでいた多くの観光客もみんな見ていたでしょう。
不思議に思ったのは、夫が
「そこ、入っちゃいけないよ」と注意しそうなものなのに、「写真とって!」とお姑に言われるままカメラを構え写真を撮ったことです。
お姑さんも、夫もよく言うんです。
「そんなことくらいで」「ちょっとくらいで」
1番理不尽で悲しい気持ちになったのは
この時もお姑さんは
「そんなことくらいで!」
と大笑いしました。
もし、私の息子が同じことをした時に、お嫁さんの気持ちを考えると、大笑いなんかとてもできません。
「『普通はあすみさんごめんなさいね』って言うと思うよ」
ママ友が言いました。
共感性の無さはモラハラ人間の特徴と言われていますが、こんなことの積み重ねが続いても
「そんなことくらいで」「ちょっとのことで」
と済まされているんです。
夫婦は年齢があがると共に、できないことも多くなり、『2人でひとつ』と生きていかなければならなくなると思うのに、いつまで一緒にいても気持ちが通じ合わないんです。
気持ちは相手に合わせてはじめて成り立つようになっているんです。
そして、誰が見ても、夫は穏やかな落ち着いた頭の低い人間で、私は我が儘で派手めな奥さんになってしまうんです。
こちらのブログにそんな説明しようのないモラハラ夫と暮らした時の気持ちがよく説明されていて、納得しながら読ませていただきました。
勝手にリンクして良かったかな?
たくさんのアクセスをありがとうございます