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作ったのは誰


夫の家は普通のサラリーマン家庭でしたが、お姑は裕福な育ちで、自分が育てられたように子供を育てたんだと思います。

 

世の中の母親みなさんが、親にされたように子育てをするでしょう。

 

お姑は実家からの援助もあったようですから、子供達が不自由を感じることのないように、たくさんの物を与えていたんだと思います。

それは、義姉が自分の30才を過ぎた息子にアパートの家賃を肩代わりしたり、新車を買ってあげるなどの様子を見て推察することです。

 

お姑には、旅行に連れてってもらったり、海外にいく度に高価なブランドバッグをお土産でいただいたり、私もたくさん良くしてもらったと思っています。

これらのことが、日頃の夫への不満の口封じ的な要素になっていたんだと思うのです。

 

お姑は夫をいつもご機嫌にさせてきたのでしょう。

夫の愚痴や不満をお姑に相談すると、

「そんなちょっとのことで」

「その程度のことで」

「怒らせるあすみさんが悪いわ」

と、いつも私の努力が足りない言い方をされました。

また、実家では『我慢が大事』『辛抱が大切』と教えられていたので、私が悪いんだと思いました。

 

夫も実家で何か気に入らないことがあり怒ると、お舅とお姑が必死になって

「あああ、お父さんが悪かったよ」

「お母さんがいけなかったごめんね」

って謝るんです。

 

私から見ても、原因は夫にあると思うようなことでも、怒らせないよう、不機嫌にさせないように回りが気を遣っていたのです。

 

 

夫は真面目に勉学に励み、家計に負担をかけないよう、国立大学にすすみ、上場企業に入りました。

子供達も、夫のことは父親としてそれなりに尊敬しています。

私のお友達も家によんで小さなパーティーをしても、話題も豊富でママ友達にもとても評判が良いのです。会社でもそうでした。

 

頭も低く、穏やか、子煩悩。

不機嫌になり怒りだすと、とりあえず「ごめんね」「ごめんね」と声を荒げる夫の怒りを鎮火させることに気を遣う。

 

 

「幸司はとても思いやりがあって優しい子なの」

「あすみさんはうちにきて本当に幸せよ」

「幸司に生活みてもらってるんでしょ?」

 

お姑にはそんな類いのことをよく言われました。

 

人には『感情』というものがあるのに、品物でごまかされたり、なかったことになりました。

嫌なことは嫌だし、悲しいことは悲しい。

夫婦が思いやりを持つのはお互い様。

 

子供達が成人した今、自分の嫌な気持ちだったり、置き去りにされた気持ちを曲げてまで、ご機嫌をとるのは止めよう。そんな気持ちになり、家を出たのかも知れません。

 

安心して寝られる場所と空間。

 

1週間に1度自宅に帰って、食事の支度をして帰る。

『美味しかった』とラインをくれる。

 

一緒に住んでいる時に言って欲しかったけど、たぶん夫には私のそんな気持ちはわからないと思います。

 

誰もが100点満点の子育てができるわけなどありません。

それを思うと、私自身も反省点ばかりですが、育った環境が違う夫婦はいつまでも平行線のまま。

歩み寄ることはないでしょう。

 

 

今のこの卒婚のようなライフスタイルでうまく行くなら、余程の素敵な人が現れない限り、それもいいのかなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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