普通にしてたら普通の家族。
昨日、自宅に戻るとちょうど夫がタロの散歩をしているところだった。
やんちゃでよく吠える。
ご近所さんだけでなく、家族にも噛みつく凶暴な犬だけど、「タロちゃん!」と呼ぶと、ちぎれそうなくらい尻尾を振って私に飛び付いてきた。
今日はパンの耳はない。(なあんだ)みたいにプイと背を向けて夫にすり寄って行った。わかりやすい犬だ。
仕事があるお陰で、いらない事を考えなくていい。
買い物やご飯作りから解放されて、うんと体も心も楽になった。
仕事を終えてアパートに帰ればすぐに横になれる。
とても有難い。
仕事の後、買い物をし、晩御飯を何品も作りと、かなり過酷な生活をしていたことが、今では考えられない。
仕事をしていればそんなことあたりまえのことのように思うけど、モラハラ人間と暮らしていれば、料理の文句を聞かなければならないし、ソファで横座りをすれば、「ちゃんと座れ!」と言われる。とてもとても疲れて横に寝そべると、「寝るんだったら2階で寝ろよ!」
と言われた。
お姑は夫のことをいつも
「とても思いやりのある子なの」といい、「あすみさんは本当に幸せよ」
と何度も聞かされた。疑問に思いながらもこの言葉で、私の努力が足りないのかなあと真面目に考え、罪悪感が植え付けられた。
○「食事に文句をつけながら食べるんですよ」
●「いいじゃない、文句くらい言わせてあげてちょうだいな」
○嫌いな物がテーブルにあると「おまえは喧嘩売っとるんかっ!」といわれ
●「ダメよ~あすみさん、好きな物だけ、食べさせてあげてちょうだい」
○「アサリの数が違うって怒って数え出すんですよ」
●「怒らせるあすみさんが悪いわ」
○「今から出かけようっていう時に、庭の草を全部抜いていけとかいうんです」
●「みんなそのくらいのことあたりまえにやってるけどね」
普通に考えて、常識的なことではないことを「そんなちょっとのことくらい」で済ませる。
こんなことがあった時でさえ↓↓↓↓
お姑は「そんなことくらいで」と大笑いした。
夫の不満を聞いてあげられない私に「もっと幸司に思いやりを持ってあげてちょうだい」
といい、私が酷く傷つけらたことには
「そんなことくらいで」
と済ませるお姑の思考回路はどんなふうになっているのだろう。
アパートでひとり暮らしをするようになってから、考える時間が増え、あの時のこと、この時言われたこと、と辻褄の合わないことを考えてしまう。
母親というのはいつも子供の味方で、見守ってあげる必要はあるとは思うが、お姑の言ってることは普通では考えられないと思うが、これを読んだ読者の方はどんなふうに受け取るだろう。
母親との確執が深かったので、私はお姑くらいにしか相談できなかった。
お姑はとても良くしてくれたが、夫のことを相談すると、必ず「幸司は、仕事をしてるのよ、もう少し思いやりを持ってあげてちょうだい」と言われるだけだった。
平穏な家庭に見える家の中での異常な事態に早く気がつくべきだったかも知れない。
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