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思い出したあの時のこと


モラハラ夫から逃げて息子さんと暮らすちいさんのブログを古い順から遡って毎日読んでいます。

chiisan1116.com

ちいさんのブログを読んでいると、私がおかれていた環境や生い立ちとかぶる部分が多く、深く共感しながらいつも読んでしまいます。

 

私もモラハラ夫との暮らしに悩むことが多いですが、ちいさんの夫は比較にならないと思いました。ちいさんの夫は酷すぎます

 

 

ちいさんはお風呂も、モラハラ夫の許可がなくては入れなかったそうです。真夏の暑い最中でも夫さんがお風呂に入らないときは入れなかったのです。

年頃の娘さんもいらして、どんなに嫌だったでしょう。

物をよく投げていたそうです。それがちいさんの額にあたり、7針縫う怪我をしたそうです。

 

生活そのものが命がけですね。

 

息子さんが中3の受験生の時に着の身着のまま逃げ出してアパート暮らし。

中高一貫校の私立の学校に行っていたのに、シングルマザーとの暮らしでお金がなく、公立の高校に進学。

 

そこから、息子さんは親に負担をかけないよう、大学に行くための資金をアルバイトで賄いながら、もちろん塾などにも行かず、参考書の2000円さえも、考えて買わなければならないほどの経済状況の中、死に物狂いで勉強し、国立大一本で受験。

私立は受験費用がかかりますよね

1科目30000円。

我が家の末っこも受験費用だけで、¥270000かかりました。4人続いた後の受験だったし、現役合格だとしても夫はその年に定年退職

浪人されては困るので、どこでもいいから引っ掛かったところに行ってもらいたいという思いからでした。

 

ちいさんの息子さんは1年目は志望校に不合格、滑り止めの私立大学を受けてなかったし、行くつもりもないので、1年浪人したそうです。

模試を何回受けてもD判定やE判定、絶望的な気持ちになったそうです。その間のちいさんの母親としての悩みや、生活、浪人生として不安定な気持ちの息子さんとの暮らしぶりは、読んでいて、心に迫ってきます。

 

昨年3月に1年浪人生活の末にみごと国立大に合格!今は大学院に進むべく勉強に取り組んでおられるそうです。

 

 

 

我が家の末っ子は(そうでもない)公立高校不合格の落ちこぼれでした。お金のかかる私立高校、大学に進学するのは一部のわずかな人達。

将来何になりたいでもなく、ただのほほんと学校に行き卒業するんだと思ってました。

不安がなかったと言えば嘘になりますが、たくさん友達もいるし、社会性は身についているように思えたので、専門学校かなんかに行ってきちんと仕事につきさえすればいいかなと思っていました。

 

 

上の3人の時も、推薦だったり、国立落ちて公立にしたりと思うようになりませんでしたね。

小さい時の育て方かなあと、半ばあきらめていたので、末っ子には高校3年間1度も「勉強しなさい」と言ったことはありません。「『勉強しなさい』と言われたことないよ」と友達に言って羨ましがられたそうです。

「何で言わないの?」と聞いてきました。

「言ったら勉強するの?」

と聞いたら「せん!」と言ったので、2人で笑いました。

 

本人には言いませんでしたが、行った学校も進学校ではないし、私はあきらめていたのです。

 

 

ところが、息子が高校3年に上がった4月1日に大学受験を宣言して、急に勉強を、始めました。

特に得意な科目もありません。塾に行かせるような余裕はもうありません。

行きたい難関私立大の3教科に絞って勉強を始めました。学校に行っている以外の1日12時間の勉強

学校の先生方もはじめは本気にしませんでした。

 

受ける模試の判定はずっとE判定。1度もD判定にもならなかったです(笑)

ところが、夏が終わる頃から学校の先生方に(これはひょっとしたら)という思いが芽生えたのだと思います。

 

学校でプリントを作ってくださっていた先生方を本気にさせました。

次々課題を与えて、それに取り組むことを、繰り返しました。

英語は得意な兄弟に教えてもらうことはありましたが、それ以外はずっと勉強。

でも、12時には寝てました。

それも学校の先生から夜更かししても意味ないと教えられたそうです

最後に受けた模試もE判定

先生から親御さんにはいうなよ」と言われたそうです。

 

私立大は2月が試験。

いよいよ押し迫った年末に父親とバトルがありました。

高校に入学した時の成績は下から2番め

みんな行きたい大学目指して塾に行って勉強したりと、最初から取り組み方が違うのに、急に思いつきみたいに宣言して今までやったことのない勉強をはじめて、見ていた父親はだんだんと腹がたったようでした。

 

本人は不合格だったら浪人するつもりでしたが、父親にそんな思いつきではじめた大学受験で浪人させる気は猛等ありませんでした。

 

『押さえ』と呼ばれる偏差値の低い大学を「受けておけよ」と言った夫に対し、

「そんなとこ行く気ないし」

と言ったことから掴み合いになりました。

 

年末ですよ

すぐそこまで受験日が迫っているのに、ラスト少しでも勉強に割く時間をとってあげたいと思っていたし、何と言っても前向きな気持ちで、受験に向かわせてあげたかったのに

 

「おまえ、落ちたら働けよ!」

 

の言い分はどんなに息子を落ち込ませたでしょうか

「俺、受験やめようかなあ」

 

それを聞いて思わず涙が出ました。

「やれるとこまでやればいいじゃん」

 

学校の先生方も友達もみんな応援してくれていたのに、1番の支えになるはずの家族、それも父親がどうして足を引っ張るようなことを言うのでしょう

 

「浪人なんか、したらうちはどうなるんだ、おまえはわかってるのか」

と聞かれました。

いざとなったら家を売ればいいんです。

夫は長男で田舎に家があります。帰ればいいんです。

 

夫には

「金の心配をするな、思ったとおりにやれ」

 

子供にそう言って欲しかったです。

 

 

2月の本試験を終えて帰ってきた息子はすごく落ち込んでいました。

駅まで迎えにいき、車に乗り込んだ息子は「はあ~~~」

と大きなため息をつき

「終わったわあ」

 

なんかよくわかりませんでした。

あんなに勉強したのに・・・と思いましたが、勉強したのは我が子だけではありませんからね

どう計算しても自己採点が合格点に足りないと言いました。

あまりの落ち込みようにかける言葉がみつかりませんでした。

 

会社から帰ってきた夫にも伝えました。

 

あれから2人は口を聞いていません。

 

が、試験を終えたときにたしか、息子から夫に「ごめん、落ちたわあ」

 

と、ラインがあったと言っていました。

 

 

応援してくれていた先生、友達、課題のプリントをたくさん作ってくれた先生に

「申し訳なかったなあ・・・」と。

 

 

 

合格発表の日。

朝から友達2人と遊びに出かけました。

10ヶ月間、勉強ばかりだったので、羽を伸ばしたかったのでしょう。

 

 

家の掃除をしていると、お昼頃ピンポーンとチャイムがなって、出ると速達の封書が届きました。

息子が受けた大学の封書でした。

 

(なんだろう)と思いましたが、気にもとめずに掃除をしていました。

 

 

「絶対落ちた」

「10パーセントの確率もなし!」

 

と言っていたので、仕方ないと思っていました。

 

夫はその時、母のところへ行っていて留守でした。

 

掃除機をかけながら、テーブルに置いたままの少し厚めの封書が気になってきました。

 

夫に届いた封書の写メを送りました。

「なんかねこれ」

「さあ・・・」

 

ネット検索すると、不合格の人には後期の受験番号票が送られてくる、みたいなことが書いてありましたから、(それかあ)と思ってました。

 

 

息子が2人の友達を連れて夜の9時半に帰宅しました。

 

「ねえ、封書が届いてるんだけど」

「ああ・・・あっこれね、」

 

息子は申し訳なさそうに笑いながら手で封書をビリビリと破りながら「ごめんね・・」と、次の瞬間

 

「えっ!合格!お母さん合格!」

「えええ~~~~!」

 

その時の喜びは今も忘れません。

受験生を持った親はみんなそうでしょう。

 

それからすぐに担任の先生に電話をしましたが、電話の向こうで酷く叱られました。

合格発表は昼の12時。今は夜の9時半。

 

「何で今頃なんだ!」

と、怒られたそうです。

 

先生方はみな、職員室で知らせを待って待機してくれていたそうです。

 

 

久しぶりの家族みんなの喜びでした。

 

 

ちいさんのブログで、大学の入学式に向かう息子のスーツ姿が晴れ晴れしいと書いてありましたが、本当にそうだと思います。

 

わだかまりも少しずつ溶けたように見える父親と息子。

アパート探しには保証人になってもらわないといけないので、一緒にいきました。

 

地下鉄駅から地上に上がった時に眼の前に広がる校舎を見た時には「おおおーーー」と思わず3人で感嘆の声が上がったものです。あの時の感激は忘れられません。

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落ちこぼれだった息子が頑張って合格した大学よりももちろんずっとずっと偏差値の高い所はいくらでもあります。

 

私は子供達が目標に向かって『頑張った』を応援したいと思ったのです。

ちいさんの息子さんはうちの子供の環境よりももっともっと過酷な状況の中でとにかく『頑張った』のです。

 

ちいさんの息子さんとの気持ちの変化や、生活は、シングルで子供さんを育てていらっしゃる方の励みや応援になると思います。

ひとりでも多くの方に読んでもらいたいブログです。

私も励みにしています。

 

ちいさんのモラハラ夫のブログを読んでいると、我が夫が少し我が儘なだけの普通の人に見えてくるから不思議です。

 

モラハラも受けている人がどう悩むか、それぞれだと思いますが、モラハラは表に出ない分、ネットでさまざまな対処法が載せてあります。ジョーメソッドは有名ですね。

 

今からもちいさんのブログを読んで生きる力にしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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