昨日、娘と食事した時に、結婚についてのことをいろいろ聞いてみようと思って、いろんな事を質問してみたけど・・・
返事が思うように返って来ずに少し不安になった。
(結婚する気あるんだろうか)などとも考えた。
年下の彼の方が結婚を切に願っているという感じだ。
娘を見ていると、結婚については少し冷めている。
もう10回以上は友達の結婚式に出席したと思う。友達は多い人は、もう3人くらい子供もいて子育て真っ只中という感じだが、中にはすでに離婚したり、離婚はしてなくても不仲だったりで、
「誰も幸せそうじゃない」
と言っている。
そんな娘が以前、理想の夫婦像に夫と私を挙げていたから、少し後ろめたい。
夫婦仲が悪い様子は子供の情緒にも関係することをよくわかっていたから、子供の前では仲の良い夫婦のように、喧嘩しないようにしていたのだ。
夫はモラハラ夫。ちょっとした意見や考え方が自分と違うと すぐに不機嫌になり何倍も言い返してきて疲れた。
夫には絶対服従。母に対してもそうだった。
意見もしたが、その度に不機嫌になり、夫の機嫌を直すのに、反対意見を言った時の倍以上 労力を使った。
いつもご機嫌にさせておかないと、家事と子育てに追われるこっちが疲れた。
それが当たり前のことになり、無理難題をぶつける夫に疲れて、結局 夫から離れて暮らすことになった。
子供達は皆、娘同様、仲の良いお父さんとお母さんと思っていたと思うから、裏切るような形になり、申し訳なく思うが、アパートに越してきた息子も「お父さんとは無理」と言っているから、やっぱり無理だったのだと思う。
「結婚式なんかせんよ」
「ええ~!ドレスとか着てみたいと思わんの?」
「まあ、ドレス着て写真くらい撮ってもいいけど、結婚式とか披露宴とか、そんなことにお金かけんでもいいよ、もったいない」
私が結婚した時代はバブルで、全体的に派手だった。
私達の結婚式も、義父が会社の役員をしていたこともあって、会社関係の人をたくさん招待していて、披露宴ではじめて見た人も数人いらした。
招待客はみんなで100人、結婚式場で1番広い部屋を借りて行われたが、たぶん、披露宴だけで¥4000000と後から聞いた。
それでも当時は普通だったかも知れない。
たった1日におとすお金が400万円なんて、考えたら確かにもったいない。
「そんなことに大金使うんだったら、生活用品を買うわあ」
「もし、結婚式するんだったら、家族みんなでどっか旅行するかな」
そんなことも言っていた。
娘は我が家で1番貯蓄していると思われる。
ブランドには興味がない。でも身につけているバッグや洋服など、そこそこ良い物で、上手に買っている。
決してケチではないが、締まり屋かも知れない。誰に似たんだろう。
誰に似たんだろうかと思ったが、昭和天皇が崩御されて、時代が変わったころから、平成はかなり長い間 ずっと不況が続いた。
年功序列、終身雇用が崩壊してから、生活するのに、不安がつきまとうようになったことで、質素に暮らすことが身についたのかも知れない。
これは、私の もう30年来のママ友の子供についても同じ考えでいることがうかがえた。
たまたま先日 電話で話したが、平成元年生まれの息子さんの時には、就職難の時代で、そこそこ良い大学を卒業したにも関わらず、就活がうまく行かずに、結局、派遣社員として、繋ぎながら働いていたという。派遣だからボーナスもなし。
仕事に見切りをつけて、自宅に戻ってきたらしいが、就活する様子は全く無し。
年齢今年32歳になるかと思う。
弟2人はすでに結婚して子供もいるが、働いていなくては結婚できない。
最初帰って来た時には、それなりに食事や洗濯など身の回りの世話もしていたが、そのうち腹が立ったのか、
「自分のことは自分でやって!」
と、一切世話をやめたらしい。
食べるものも着る物も全部、自分持ち。
そうなれば何か仕事を探して働くだろうと思ったというが、働く気配は全く無し。
でも、自分の買い物は自分でしてるのを不思議に思った彼女は、ある日息子の部屋で貯金通帳を目にして、びっくり仰天したらしい。
銀行の通帳には¥5000000ほど貯めていたというのだ。
派遣社員でボーナスは無し。
着る物にも食べる物にもこだわらない。
ただ、自転車が好きで、自転車でよく出かけると言っていた。
「よく貯めたもんだわ と思ってね」
ほんとにそう思う。
この時代の子供達は基本的に、派手な物を身につけたり、無駄な物にお金をかけると言ったような事が嫌いなのかも知れない。
今どきの結婚も、個性がよく反映されているらしく、結婚式にかける費用が多いひとは¥7000000、少ない人は¥500000。
1番多い価格帯が¥2000000前後らしい。
親からの支援として¥1000000~¥2000000が1番多いらしい。
どうしよう。末っ子の学費を払うのに精一杯だわ。
娘もそんなことは承知してるか。
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